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2017年5月10日

国際トライアスロン連合(ITU)
公益社団法人日本トライアスロン連合(JTU)
世界トライアスロンシリーズ横浜大会組織委員会
NTTグループ

トライアスロン競技におけるトラッキングデータを活用した実証実験の実施について

NTTグループ(日本電信電話株式会社およびその子会社・関連会社)及び、国際トライアスロン連合(以下、ITU)、公益社団法人日本トライアスロン連合(以下、JTU)は、2020を見据え、競技中の選手データをリアルタイムで収集、配信できるライブトラッキングシステム(以下、本システム)の導入検討に向けた実証実験を、世界トライアスロンシリーズでは初めて、2017年5月13日、14日に開催される2017世界トライアスロンシリーズ横浜大会(以下、横浜大会)にて実施いたします。
これらにより、大会出場選手、運営者の利便性を高めるとともに、観戦体験の魅力度を大幅に高め、パラトライアスロンも含めたトライアスロン大会をより充実させることを目指します。
また、横浜大会で実証した結果をもとに、2018年以降の「世界トライアスロンシリーズ」全9大会での本システムの導入に向けてITU・JTU・NTTグループと連携し、検討・推進してまいります。

1.ライブトラッキングシステムの概要および実証実験について

本システムでは選手に専用のセンサーを装着することで位置情報、速度等を、沿道に設置されたWi-Fiアンテナを通じて収集いたします。データをリアルタイムに収集し、各種媒体へタイムリーに情報配信を行うことで新しい観戦体験が可能となります。
横浜大会では、エリートトライアスロン男女選手(※1)のバイクとランを対象とし、計測データアップロード時の正確性や配信時のタイムラグなどの検証を行います。
なお、本システムは、NTTグループのディメンションデータがツール・ド・フランス2016(※2)でご提供したデジタルサービスをベースに開発しております。

  • ※1エリート:トップ選手の呼称
  • ※2ツール・ド・フランス2016でご提供したデジタルサービスのイメージ映像は以下のとおりとなります。
    https://www.youtube.com/watch?v=MkbkXgOcbwE当該ページを別ウィンドウで開きます

ライブトラッキングシステム 実施領域イメージ ライブトラッキングシステム 実施領域イメージ

  • 選手に装着する専用センサーイメージ 選手に装着する専用センサーイメージ

  • Wi-Fiアンテナイメージ Wi-Fiアンテナイメージ

2.ライブトラッキングシステムにおける今後の予定

横浜大会で実証した結果をもとに、2018年以降の「世界トライアスロンシリーズ」全9大会での導入に向けてITU・JTU・NTTグループと連携し、検討・推進してまいります。また、スイムへのライブトラッキングについても、導入を検討していきます。

(別紙) 各社の役割

ライブトラッキングシステムの実証実験における各社役割

ITU ライブトラッキング実証実施に向けた意思決定及び運営調整
JTU ライブトラッキング実証実施に向けた推進及びITUとの各種調整
ディメンションデータ ライブトラッキングシステムの提供
ディメンションデータジャパン トラッキングシステム構築に向けた横浜大会における技術サポート
NTT東日本
  • 横浜会場でのWi-Fi環境の構築
  • ライブトラッキング実証実施に向けた現地運用支援
NTTコミュニケーションズ データ伝送用沿道Wi-Fiにおけるインターネット環境の提供
NTT ライブトラッキング実証実験における全体プロジェクト支援

以上

本件に関するお問い合わせ先

NTT
佐倉
03-5205-5550
ntt-cnr-ml@hco.ntt.co.jp

ITU/JTU
児玉
03-5469-5401
jtuoffice01@jtu.or.jp

ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。