2018年5月 2日
NTTグループ
デルテクノロジーズ
NTTグループ(NTT、NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、ディメンションデータ)は、スマートシティイニシアチブのための共同実証実験を含めたデルテクノロジーズとの提携を拡大すると発表しました。NTTグループは、米国の最初の都市として、ラスベガス市と協力し、都市のデジタル変革を支援しています。このたび、NTTグループは、デルテクノロジーズとともに、米国ラスベガス市内における公共安全ソリューションの共同実証実験を開始します。「コグニティブ・ファウンデーション」(※1)を含む、複数センサーから取得した情報に基づく先進的な分析を活用する共同実証実験により、次世代に向けた高度な公共安全ソリューションの提供を目指します。
共同実証実験は、2018年9月に開始予定です。NTTグループは、デルテクノロジーズとともに共同実証実験後の2018年冬を目処に、米国を含む世界の都市向けに本ソリューションの商用展開を開始する予定です。
近年、都市部での犯罪や災害などが増加する中、多くの人が集まる市街地やイベント会場等において、群衆の動き、交通状況、緊急事態の発生等を把握し、市民の安全を守ることは、自治体や警察、消防等の関係当局にとってますます重要になっています。
特に、関係当局における初期対応時間の短縮を実現するためには、複数センサーの配置による迅速な状況把握に加え、事件性の高いインシデントを事前に予測・分析することが、公共安全ソリューションに求められています。
そこで、NTTグループはデルテクノロジーズとともに、ラスベガス市の協力のもと、相互の知見を活かし、関係当局や市民のニーズを踏まえた公共安全ソリューションの実現を目指します。
マルチドメイン環境における迅速なICTリソースの配備と最適なICTリソース構成を実現します。具体的には、センサーに近い場所にあるマイクロデータセンター(エッジ)およびお客様のデータセンター(コア)に分析環境を配置します。エッジでの分析により得られた結果や更なる分析が必要なデータだけがコアに転送されるICTリソース構成を、遠隔から迅速に構築できます。
タイプの異なる複数のセンサーから集められたセンサー情報を集約し、群衆の動きや量、交通状況、周辺での事件性の高い音声等の情報に加え、気候データやSNS情報等を総合的に活用し、NTTグループが有するAI技術「corevo®」(※2)を活用した先進的かつ高度なトレンド分析を実施することにより、事態の深刻度や事件性の有無を予測分析します。
センサー付近に配置されたマイクロデータセンターにおいて上記AI技術を活用し、群衆の動きや量、危険車両の動き、顔認証や画像解析による指名手配犯や盗難車両のリストとの一致有無、銃声や叫び声等事件性の高い音声といった周辺状況を常時監視し、センサー付近(エッジ)にて検知することにより、インシデント発生後の迅速な検知と当局への通報を可能にします。
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NTTグループはデルテクノロジーズとともに、このような最新のAIとIoT、ICTリソースの総合マネジメント技術を活用した公共安全ソリューションを通じて、ディジタルソサエティ時代に相応しい社会の創造に貢献します。
2018年9月(約2か月間)
米国ラスベガス市 ダウンタウンエリア
本件に関するお問い合わせ先
EMCジャパン株式会社
マーケティング本部
コミュニケーション マネージャー
武村 綾
電話:03-5308-8867(直通)
E-mail:aya.takemura@dell.com
日本電信電話株式会社
広報室
電話:03-5205-5550
E-mail:ntt-cnr-ml@hco.ntt.co.jp
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