「XR総合展 2021 秋」にXRを利用したソリューション事例を出展

NTTグループ^※1は、2021年10月27日～29日までの3日間、幕張メッセで開催される日本最大級のVR/AR/MRの専門展である「XR総合展 2021 秋」に出展します。
　NTTグループのブースにおいては、「For Your Well-Being」をテーマに共生型社会を実現する上で様々なシーンで活用が期待されるNTT XR（Extended Reality）ソリューションをご紹介いたします。

^※1日本電信電話株式会社およびその子会社・関連会社

1．主な出展内容

(1)DOOR（NTT）

「DOOR™」は、知る・学ぶ・楽しむをコンセプトとしたVR空間プラットフォームです。ユーザーは、ブラウザでの簡単な操作でイベントやルームを作成したり、参加したりすることができます。

(2)XRシティSHINJUKU（ドコモ）

小田急電鉄株式会社との協業のもと、2020年11月からスタートした、XRによってデジタルと現実世界が融合した新しい感動やワクワクにあふれる未来の街の実現をめざす新宿の新たなまちづくりプロジェクトです。第一期・第二期を通じてこれまでに計4回のXR体験イベントを行いました。
　2021年6月21日から7月11日には、新宿の街を舞台に、専用アプリ「XRシティ」をインストールしたスマホをかざすと、スポットごとに「アート＆空間らくがき」「キャラ」「謎解き」などのXRコンテンツが楽しめる新たな体験イベントを実施しました。街や商業施設にXRで新たな体験価値を提供することで、街の回遊促進や店舗への送客・購買促進につなげることが可能です。

(3)作業支援ソリューション（NTTデータ）

機器製造やメンテナンス作業において、AR技術を使った、現実の機器に3Dマニュアルを重ね合わせる機能と遠隔地の有識者によるリモートアシスト機能により、現場作業者のスキルレベルに依らずに作業を実施することができます。3Dマニュアルは手順ごとの所要時間を取得できますので、これまで可視化出来ていなかった現場作業のデジタル化にも寄与できます。

(4)野球ソリューション（NTTデータ）

野球の実投球をVR空間で高精度に再現するとともに、VR空間での動きを可視化します。2次元ではなく、身体で体感できることで、経験値が少ない球種や球速、もしくは苦手な投球についても、反復練習および投球に対するリアクションを可視化することで、短期間でのパフォーマンス向上、変化を確認することが可能です。野球のトレーニングをサポートするソリューションとして、2017年の楽天イーグルスを始め、プロ・アマ野球チームで利用されております。またファンエンゲージメント向上のソリューションとしても展開されております。今後はその他のスポーツでの導入を検討しております。

(5)AMLAD（NTTデータ）

画像、音声、動画をはじめとしたあらゆる2D・3Dコンテンツを一元管理するデジタルアーカイブソリューションです。2021年10月現在、バチカン教皇庁図書館の歴史的手書き文献やASEAN各国の美術館・博物館の所蔵品などのデジタルアーカイブ化、ヤマハ発動機株式会社のデジタルアセットの社内共有・利活用などを行っています。

(6)STYLY.biz（NTTデータNJK）

お客さまにVR/MR空間を制作・配信するプラットフォームを提供し、コンテンツ利用に向けたコンサルから導入までをサポートするXRトータルソリューションサービスです。
　多彩な空間制作や作品収録手法が活用出来、複数ユーザーにおけるセッション機能もマルチデバイスでご利用いただけます。

＜STYLY.bizを活用して制作されたコンテンツ例＞

(7)フルディジタルオフィス（NTTデータNJK）

会議・展示会などの利用目的に合わせたVRでのコミュニケーション空間を提供します。音声のテキスト化、翻訳に加えて、VRならではの新たな体験により、業務改革をサポートします。

(8)VR一括制御システム（NTTラーニングシステムズ）

学習効果を飛躍的に高める体験型学習を簡易に導入可能とするソリューション。多人数のVR視聴を一括で制御できるため、授業や研修におけるVR運用稼働を大幅に軽減します。
　このシステムで視聴頂けるVR教材の一例として、パワハラ防止法（2022年4月より中小企業も対象）に対応したVR教材もご用意。ハラスメント被害者のリアルな体験をVRで再現する新しい学び体験を提供しています。

※参考

ハラスメント研修VRパッケージ 定額レンタルサービス開始 篇

VR 一括制御システム プロモーション映像

(9)REALIVE360(リアライブサンロクマル)（NTTスマートコネクト）

「REALIVE360」は、音楽を中心としたさまざまなライブを、会場から遠く離れた場所でもスマホ、タブレットからアプリで、PCからWEBブラウザにて高臨場感で視聴できる"マルチアングル360度映像配信サービス"です。NTT研究所技術を活用し、①高画質VR 4K/8K②マルチアングル③立体音響という3つの特徴を実現しています。

(10)まなVRクラウド（NTTスマートコネクト）

講師側で遠隔一括操作や受講者画面のモニタリングが可能な配信型VR学習の仕組みと、汎用性の高いVR学習コンテンツをパッケージで提供するサービスです。既存の汎用VRコンテンツの他に、配信者独自のVRコンテンツを活用することもできます。VR以外の動画コンテンツにも対応し、VRと組み合わせて研修を構成することもできます。

(11)みらい水族館（NTT西日本グループ）

ニューノーマル時代における教育現場の課題にICTでサポート。四国水族館と連携し、コロナ禍によって遠足が中止になってしまった保育園でICTを活用したオンライン遠足を開催しました。保育園と水族館をオンラインでつなぎ、イルカやペンギンなどのVR映像を使用することで、まるで水族館へ遠足に来たかのような体験ができるイベントです。

2．「XR総合展」開催概要

会期：2021年10月27日（水）～29日（金）
開催会場：幕張メッセ
主催者：RX Japan株式会社　XR総合展　展示会事務局
出展予定社数：200社^*
来場予定人数：20,000名^*
（*同時開催展を含む）公式サイト：https://www.xr-expo.jp/ja-jp.html

＜参考＞NTT特別講演

10月28日（木）15：30～16：15
特別講演『NTTがIOWN構想で支える、ナチュラルな社会の実現とXRの未来』
講演者：日本電信電話株式会社　執行役員　経営企画部門　広報室長 工藤晶子