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2025年6月12日

受賞・表彰

Project Humanityが「D&AD Awards 2025」の4部門でWood Pencilを受賞

D&AD Awards 2025 Wood Pencil

日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田明、以下、「NTT」)は、すべてのひとがWell-beingになれる社会の実現をめざし、病気や障がいがある方だけでなく、サポートする方々も含めて一緒に課題を解決していくProject Humanity(※1)を推進しています。Project Humanityの取組みの一つである「Interface of Humanity」が世界最高峰のクリエイティビティデザイン・広告賞である「D&AD Awards 2025」の4部門において"Wood Pencil"を受賞し、1部門においてShort Listに選出されたことをお知らせします。

寝たきりの方々は外出が非常に困難なため、社会とつながる機会が失われ、社会的孤立・孤独に悩む人も少なくありません。身体が動かせないことが社会参加できないことに直結しているのが現状です。そこで、寝たきりで身体不自由な状態でも操作が可能な、筋電、力覚、視線など多様なインタフェースを用い、デジタルアバターやゲーミングに適応することで社会参画をしやすくする取り組み「Interface of Humanity」をDentsu Lab Tokyo(※2)と共に始めております。具体的には、デジタル上の車を操作してサッカーをするゲームを使い、小学生と寝たきりの方々が一緒のチームで対戦する、インクルーシブなeスポーツイベント「DE&I(※3)eスポーツ」を開催しました。普段なら出会うことのない人々が、一つのフィールドで同じ目標に向かってプレイすることで、自然な交流が生まれました。閉会式では、参加した児童から「これが、特別な体験ではなく、日常のことになればいいと思います。」と感想が述べられました。この営みは、まだ始まったばかりですが、継続し広げていくことが大切だと思っています。本受賞により、「Interface of Humanity」が身体不自由な状態でも社会参画を可能とする設計・プロダクトとして、社会的意義とデザインの完成度を兼ね備えた取り組みであること、クリエイティブの観点でも価値ある提案だと評価されたと受け止めており、本営みを継続・拡大していくための励みとなりました。

今後も、病気や障がいなど多様な背景にかかわらず社会参画できる人々が増えていく世界の実現に向けて、このような取り組みを推進して参りたいと考えております。

■D&AD Awards について

1962年に設立され、ロンドンを拠点とする国際的なデザインと広告の非営利団体D&A(Design & Art Direction)が主催する国際的な広告賞です。デザインや広告を中心としたアワードで、デザインと広告の卓越性を讃える最も影響力のある賞の一つとされています。
 受賞作品は「D&AD Pencil(D&ADペンシル)」と呼ばれ、Black Pencil、White Pencil、Yellow Pencil、Graphite Pencil、Wood Pencilがあります。

今回の受賞

  • Health & Wellbeing / Gaming & Virtual Worlds / Wood pencil受賞
  • Health & Wellbeing / Experiential / Wood pencil受賞
  • Health & Wellbeing / Innovation / Wood pencil受賞
  • Experiential: Activation & Participation / Use of Emerging Technology / Wood pencil受賞
  • Gaming & Virtual Worlds / Esports / Shortlist入賞

■「D&AD Awards 2025」受賞ページ

https://www.dandad.org/awards/professional/2025/239681/interface-of-humanity-powered-by-ntt/当該ページを別ウィンドウで開きます

注釈:

※1NTTは、様々な当事者や志を同じくする仲間と共に「Project Humanity」を掲げ、実現・普及をめざしています。
https://group.ntt/jp/magazine/blog/project_humanity/

※2Dentsu Lab Tokyo(東京都中央区)  人の心を動かす表現開発や、いま世の中が求める社会の課題解決を実践している研究・企画・開発が一体となったクリエイティブのR&D組織。
https://dentsulab.tokyo/当該ページを別ウィンドウで開きます

※3DE&I:Diversity(多様性) Equity(公平性) and Inclusion(包摂性)の略。一人ひとりの状況にあわせて適切なツールやリソースを提供し、公平性を担保することで多様性と包括性のある状態にすること

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