尾上誠蔵氏（元NTT）をITU電気通信標準化局長（二期目）の候補として日本国政府より推挙

現在国際電気通信連合（ITU）で電気通信標準化局長を務める尾上誠蔵氏が、2026年11月にドーハ（カタール）にて開催予定のITU全権委員会議にて行われる同局長選挙の候補者（二期目2027年～2030年）として、2025年6月20日、日本国政府より推挙されました。

2021年8月、当時NTTのCSSO（Chief Standardization Strategy Officer）であった尾上氏は、ITU内で電気通信規格の国際標準化を担当する電気通信標準化局の局長候補に推挙され、翌2022年9月にブカレスト（ルーマニア）で開催されたITU全権委員会議期間中にITU加盟国の投票による選挙を経て電気通信標準化局長（任期は2023年1月から2026年12月）に選出されておりました。

NTTは、今後も国際標準化団体であるITUにおいて、電気通信分野の発展に積極的に貢献してまいります。

【参考1】尾上誠蔵氏の略歴

1982年に日本電信電話公社に入社。2012年株式会社NTTドコモ取締役常務執行役員 CTO（Chief Technology Officer）、2017年ドコモ・テクノロジ株式会社代表取締役社長、2021年日本電信電話株式会社 CSSOを歴任。2023年より国際電気通信連合（ITU）電気通信標準化局長、現在に至る。2014年文部科学省科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞（開発部門）、2018年紫綬褒章を受賞、2025年 IEEE Jagadish Chandra Bose Medal in Wireless Communicationsを受賞。