2026年1月29日
受賞・表彰
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)とNTT株式会社(以下、NTT)は、一般財団法人テレコム先端技術研究支援センター(以下、SCAT)がICT(情報通信技術)の研究開発により国民生活の安全安心に寄与するなど多大な貢献があった研究者に授与する「SCAT表彰」において2025年度会長賞を受賞しました。
受賞業績は、『異業種間の安全なデータ連携を実現する「秘匿クロス統計技術®」の開発と社会課題への応用』です。NTTの協力を得てドコモが開発した秘匿クロス統計技術(以下、本技術)が、プライバシーを保護しながら異業種間の安全なデータ連携を実現し、社会課題解決を通じて国民生活の安全・安心に多大な貢献をしたと認められ、受賞となりました。
| 表彰名: | 2025年度SCAT表彰 会長賞 |
|---|---|
| 受賞業績: | 異業種間の安全なデータ連携を実現する「秘匿クロス統計技術」の開発と社会課題への応用 |
| 受賞者: | 野澤 一真(株式会社NTTドコモ モバイルイノベーションテック部 主査) 長谷川 慶太(NTT株式会社 サービスイノベーション総合研究所 社会情報研究所 主任研究員) 寺田 雅之(株式会社NTTドコモ モバイルイノベーションテック部 担当部長/セキュリティプリンシパル) |
今回評価されたポイントは、以下の通りです。
ドコモとNTTは、今後も秘匿クロス統計技術の研究開発により得られた成果を実用化につなげることで、安心安全なデータ連携を活用した社会課題解決に取り組んでまいります。
※12022年10月20日NTTドコモ報道発表(トピックス)
『JAL、JAL
カード、ドコモが、顧客体験価値向上と社会課題の解決に向けて、「秘匿クロス統計技術」を用いた企業横断でのデータ活用の実証実験を開始』
*「秘匿クロス統計技術」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
株式会社NTTドコモ
モバイルイノベーションテック部
社会予測技術開発担当
E-Mail:pcat-info@ml.nttdocomo.com
NTT株式会社
サービスイノベーション総合研究所
広報担当
問い合わせフォームへ
別紙
本技術は、相互にデータを明かさない状態で安全な統計情報を作成することを可能にする、NTTグループが推進する次世代ICT基盤構想「IOWN®」の構成技術です。本技術は、各組織が保有する同じ形式のIDリストに対し、それぞれの安全な処理環境である隔離実行環境(Trusted
Execution
Environment:TEE)で非識別化処理(不可逆変換および暗号化)を行い、個人を識別できない状態に加工した上で、暗号状態のまま集計処理と秘匿処理を実施します。なお、本技術は、「モバイル空間統計®」のガイドライン※2に準拠しており、非識別化、集計処理、秘匿処理を通じて統計情報を作成します。
また本技術の安全性はNTTの研究成果である高速・安全なデータ結合処理技術(セキュアマッチングプロトコル)※3に加え、差分プライバシー※4に基づくプライバシー保護技術に関してドコモが保有する技術を効果的に組み合わせることで実現しています。技術の安全性や適用事例が評価され、今回の受賞以外にも「2024年度情報処理学会業績賞※5」や「MCPC
award2025 ユーザ部門 テクノロジー賞・セキュリティ委員会特別賞※6」も受賞しました。

詳細は、秘匿クロス統計公式サイトをご確認ください。
| 社名 | 役割 |
|---|---|
| ドコモ |
|
| NTT |
|
※2詳細は、モバイル空間統計ガイドラインをご確認ください。
※3データを暗号化したまま処理できる暗号方式(準同型暗号)を応用し、複数の主体が各々持つデータを互いに明かさずに、データ結合処理と統計情報の作成を行う技術
※4任意の背景知識や攻撃能力を持つ攻撃者に対しても安全性を保証できることを目的として作成されたプライバシー保護の強度を定量的に測る指標であり、米国国勢調査においても、「差分プライバシー」を用いた保護手法が採用されている
※5https://www.ipsj.or.jp/award/gyoseki.html
※6https://www.mcpc-jp.org/pdf/mcpcaward2025houdoumae.pdf
*「IOWN」は、NTT株式会社の商標又は登録商標です。
*「モバイル空間統計」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
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