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2026年3月 3日

受賞・表彰

量子計算機の能力と暗号の安全性の関係解明に関する研究開発への貢献により第71回前島密賞奨励賞を受賞

NTT株式会社 社会情報研究所の山川高志上席特別研究員が第71回前島密賞奨励賞の受賞者に選ばれました。

山川氏は、量子計算機と暗号安全性の関係を解明する一連の理論的成果を創出しました。暗号学的ハッシュ関数を用いた問題に対して量子優位性を示す新たなアルゴリズムを考案しました。これはShorの素因数分解アルゴリズム以来約30年ぶりのブレークスルーとして量子情報処理分野で高く評価されています。さらに、一方向性関数が存在するという仮定のみで量子優位性を持つアルゴリズムの存在を証明し、量子超越性の存在と安全な暗号の存在という一見無関係な概念に等価性があることを世界で初めて数学的に示しました。これらの成果は、量子計算機の有用性に理論的基盤を与え、暗号学的視点から性能を評価する新たな枠組みを提示するとともに、次世代の安全基盤となる暗号技術の創出に寄与し、量子計算機分野や情報セキュリティ分野の進展に大きく貢献しました。

前島密賞は、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、昭和30年(1955年)に設けられ、情報通信および放送の進歩発展に著しい功績のあった方々に贈呈される賞です。奨励賞は、情報通信・放送分野において、現に活躍するとともに実績を上げており、今後もなお一層の功績が期待される方々に贈呈される賞です。

【受賞業績】

量子計算機の能力と暗号の安全性の関係解明に関する研究開発

【参考】

山川高志 上席特別研究員の紹介
https://www.rd.ntt/organization/researcher/superior/s_040.html当該ページを別ウィンドウで開きます

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