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2026年4月14日

お知らせ

衛星観測により、水田の水位変動とイネの生育変化を分離して把握する技術が国際学術誌「Remote Sensing」に掲載

NTTアクセスサービスシステム研究所の小林大樹主任研究員は、衛星観測により、水田における「水位の変化」と「イネの生育変化」を分離して把握する手法を提案しました。本成果は明治大学との共著によるもので、2026年4月1日、国際学術誌「Remote Sensing」に掲載されました。

成果の詳細

人工衛星によるレーダ観測では、水面からの反射と植生からの反射が混在するため、地表面の状態と植生の状態を分離して解釈することが技術的に困難でした。また、水田では水管理がイネの生育や収量、さらには温室効果ガスの排出にも影響を及ぼすため、水位の変化とイネの生育状況を継続的に把握することが重要です。

今回の研究では、地上に設置したGPS(全地球測位システム)受信機のデータから、水位変化とイネの生育変化を捉える新たな指標を提案しました。水田を観測した結果、従来研究の通りSAR(合成開口レーダ)により広域に水位・イネの生育変化を確認すると同時に、新たにGPSでも水位・イネの生育変化を高頻度に捉えることに成功しました。本研究により、衛星観測と地上観測を組み合わせた、高頻度かつ広域な水田モニタリングへの応用が期待されます。

今後の展望

NTTでは、宇宙ビジネスの発展・拡大をめざし、通信に加えて、衛星観測データの活用や新たな価値創出に取り組んでいます。今後も、今回の成果に代表されるような衛星観測やデータ解析に関する技術開発をさらに推進し、それらを活用した社会課題の解決と新たな宇宙ビジネスの実現に貢献していきます。

論文情報

掲載誌:Remote Sensing
論文タイトル:Separating Water-Level Variations and Phenological Changes in Rice Paddies: Integrating SAR with Ground-Based GNSS-IR Observations
著者:Daiki Kobayashi, Ryusuke Suzuki, Kosuke Noborio
https://www.mdpi.com/2072-4292/18/7/1055当該ページを別ウィンドウで開きます

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