2026年6月 5日
お知らせ
NTT ネットワークサービスシステム研究所が参画する国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT (エヌアイシーティー))委託研究において、「オール光ネットワーク共通基盤技術の研究開発」が2025年度中間評価の結果、最高評価である「S評価」を獲得しました※1。
本研究は、NTT株式会社、KDDI株式会社、1FINITY株式会社、日本電気株式会社(NEC)、楽天モバイル株式会社の5社が連携し、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業 社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム(共通基盤技術確立型)」のもとで実施しているものです※2。
本研究開発では、オール光ネットワーク(All-Photonics Network、以下「APN」)を将来の情報通信インフラの共通基盤として活用するため、『APNを単一事業者内利用にとどめず、事業者間連携へ拡張するための全体アーキテクチャおよび方式仕様の整理』を進めてきました。NTTは、代表研究者としてこれらの検討を主導するとともに、APNの通信品質を維持しながら光パス上にサブチャネルを構成し、多地点間のデータ交換や帯域制御を可能とするSCX技術※3の研究開発を通じて、複数拠点・複数事業者環境で利用可能なネットワーク制御方式の実現に取り組んでいます。2年目終了時点で基礎研究段階を完了し、2026年2月には5社連携による結合試験を実施するなど、実証を伴う検証段階へ進展しています。
これらの成果は、OFC(Optical Fiber Communication Conference)やMWC(Mobile World Congress)等の国際会議・展示会で発信するとともに、ITU-TやO-RAN Alliance、IOWN Global Forum(IOWN-GF)における国際標準化活動にも反映しています。APNを共通基盤とするアーキテクチャ設計および事業者間相互接続方式に関する技術的知見を国内外へ展開し、標準化を通じた国際連携を推進している点が評価されました。
本研究は2028年度まで継続して実施する計画であり、今後は商用導入を見据えた検証をさらに深化させ、社会実装に向けた技術確立をめざします。
本研究成果は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究(No.JPJ012368C09001)により得られたものです。
※1革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業 令和7年度ステージゲート評価
https://www.nict.go.jp/collabo/commission/B5Gsokushin/B5G_itaku_hyoka_r07stage_gate.html#09001
※22024年10月22日
NTT、KDDI、富士通、NEC、楽天モバイルによる共同提案が総務省/NICTの「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム(共通基盤技術確立型)に採択
~APNを複数プロバイダで協調しE2Eで品質確保できるネットワークへ進化させる研究開発に着手~
https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/10/22/241022a.html
※3SCX技術(Subchannel Circuit eXchange技術)
サブチャネル回線交換技術。APN通信の特徴である確定通信を維持しながら、複数拠点・複数事業者環境において、接続先の切替えや帯域利用の制御を柔軟に行うためのネットワーク接続制御技術。リモートファクトリにおける画像診断や生成AIのリモート学習など、多地点間での確定通信を必要とするユースケースへの適用が期待される。
トピックスに記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
NTTとともに未来を考えるWEBメディアです。