2026年6月26日
受賞・表彰
NTTアドバンステクノロジ株式会社の後藤良則 主任技師(元NTT)が、一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)の2026年度情報通信技術賞 総務大臣表彰を受賞しました。
後藤氏は、長年にわたり、ITU-T※1、APT※2、IOWN Global Forum等電気通信に関わる国際標準化機関及び国際団体において将来ネットワーク分野の国際標準化の推進と日本の国際競争力向上に顕著な貢献をしました。
IP ネットワーク上の放送サービスについて、異なる技術体系を持つ通信業界と放送業界が共通に理解可能な技術的枠組みを、ITU-T SG9※3等における検討やITU-T勧告の策定等を通じて日本が主導する形で推進し、放送再送信を含むIPTV サービスの実現に貢献しました。ITU-T SG16※4においては、高品質映像サービスを視野に入れたホームネットワークのQoS※5確立に向けた勧告の策定を日本が主導する形で推進しました。
IMT-2020※6の主要技術であるネットワークスライス※7において、日本が世界に先駆けてコンセプト化を行ったネットワークソフトウェア化技術のITU-T 勧告策定を推進しました。
ITU-T SG13※8副議長を2 期8 年間務めたほか、FG-IMT2020※9副議長などを歴任し、将来ネットワーク分野の国際標準化に関するITU-T の議事運営に貢献しました。
IOWN Global Forumにおいては、Liaison Working Group のVice Chairとして、外部団体との連携を推進し、技術標準化に向けた取り組みに寄与しました。
また、APT WTSA-12 準備会合WG2※10 共同議長としてアジア各国の意見の取りまとめに貢献したほか、TTC Network Vision専門委員会※11委員長として国内審議の円滑化等を行い、日本からの提案活動の活性化に貢献しました。
一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)は2004年度より情報通信ネットワークに係る標準の作成普及に多大な貢献をされた方々などに対し、「情報通信技術賞(総務大臣表彰、TTC会長表彰)、情報通信技術標準化奨励賞、功労賞」の表彰をしています。特に「情報通信技術賞(総務大臣表彰)」は、情報通信ネットワーク分野に係る標準の作成又は普及に顕著な貢献を行ったと認められる者(個人又は団体)を、総務大臣の承認を得て決定するもので、「情報通信技術賞(TTC会長表彰)、情報通信技術標準化奨励賞、功労賞」についてもそれに続く功績に応じて表彰しています。今回は、以下のNTTグループ社員が受賞しております。
NTTグループは、本受賞に象徴される国際標準化活動の実績を基盤に、IOWNをはじめとした次世代技術の普及・高度化を推進し、AI時代における次世代インフラを提供するグローバルリーダーとして、さらなる価値創出に取り組んでまいります。
※横スクロールできます
| 表彰名 | 氏名 | 表彰内容 |
|---|---|---|
| 情報通信技術賞 総務大臣表彰 | 後藤 良則(NTTアドバンステクノロジ) | 将来ネットワーク技術に関する研究開発及び標準化への貢献 |
| 情報通信技術賞 TTC会長表彰 | 岸田 朗(NTT) | IEEE 802.11無線LAN標準化にかかわる功績 |
| 磯部 慎一(NTTドコモ) | 移動通信技術の進化に向けた国際標準化にかかわる功績 | |
| 情報通信技術 標準化奨励賞 | 黒岩 史登(NTTドコモ) | 移動通信分野において6G要求条件の標準化に関する取組み |
| 田村 僚士(NTTドコモ) | 移動通信分野におけるネットワーク仮想化技術及びオペレーション技術の標準化に関する取組み | |
| 功労賞 | 五十嵐 稜(NTT) | 光アクセスシステムに関する標準化活動にかかわる功績 |
| 恵木 則次(NTT) | IP電話通話品質評価法に関する標準化活動にかかわる功績 | |
| 沖野 修(NTT) | AIを活用した網管理に関する標準化の推進にかかわる功績 | |
| 小林 隆一(NTTアドバンステクノロジ) | 情報通信装置のEMC及びソフトエラー対策に関する標準化活動にかかわる功績 | |
| 酒井 慈仁(NTT) | 光アクセスシステムに関する標準化活動にかかわる功績 |
NTTグループ受賞者一覧

表彰式
将来ネットワーク技術に関する研究開発及び標準化への貢献 ほか
*2026年度情報通信技術賞(総務大臣表彰)受賞者の決定 https://www.ttc.or.jp/topics/20260610-1
*2026年度情報通信技術賞(TTC会長表彰)、情報通信技術標準化奨励賞、功労賞受賞者の決定 https://www.ttc.or.jp/topics/20260529
*TTC表彰 https://www.ttc.or.jp/about/hyousyou
※1 ITU: ITU(International Telecommunication Union)は国連専門機関の1つであり、国連加盟国・地域により構成される国際標準化機関。ITU-TはITUにおいて情報通信の国際標準化を担当する組織
※2APT:Asia-Pacific Telecommunity アジア・太平洋電気通信共同体。アジア太平洋地域における電気通信サービス及び情報基盤の発展促進を目的とした地域的電気通信機関
※3ITU-T SG9: Study Group 9。音声映像伝送及び統合型広域ケーブル網に関する検討課題を取り扱う。SG21へ統合済
※4ITU-T SG16:Study Group 16。マルチメディア及び関連デジタル技術に関する検討課題を取り扱う。SG21へ統合済
※5QoS: Quality of Service。通信の品質を確保・保証する技術
※6IMT-2020: International Mobile Telecommunications-2020(国際移動通信2020)の略。いわゆる5G(第5世代移動通信システム)
※7ネットワークスライス: 5G(IMT-2020)ネットワークを仮想的に分割し、単一の物理インフラ上で異なる要件を持つ複数の論理ネットワークを構築する技術
※8ITU-T SG13: Study Group 13。将来網と最新ネットワーク技術に関する検討課題を取り扱う
※9FG-IMT2020: Focus Group on IMT-2020。ITU-TにおいてIMT-2020の非無線部分のネットワークのあり方を検討する特別作業部会
※10APT WTSA-12 準備会合WG2: ITU-TのWTSA(World Telecommunication Standardization Assembly 世界電気通信標準化総会)-12に向けたAPTの準備会合Working Group 2。
※11Network Vision専門委員会: TTCにおいて、IMT-2020や、クラウド等、将来ネットワークに関する構成思想や設計方式(アーキテクチャ)に関しての、国際・国内標準化活動を行う専門委員会
トピックスに記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
NTTとともに未来を考えるWEBメディアです。