私たちNTTグループは、情報通信をはじめとするさまざまなサービスを提供するために、たくさんの資源を使っています。
電柱やケーブルがなくては、インターネットも電話もつなぐことができません。
たとえば、電柱には電気だけでなく、通信ケーブルのための電柱がありますが、NTTグループは、日本国民の10人に1本の割合となる、約1,200万本の電柱を持っています。
通信ケーブルは、月と地球を3往復できるだけの長さがあります。
また、携帯電話にも、金や銅、ニッケル、チタンなど、レアメタルと呼ばれる貴重な金属が数多く使われています。
これらの資源が地球からなくなれば、サービスを提供できなくなり、事業も続けることはできません。
だからこそ、資源を有効活用できるようにさまざまな取り組みを進めています。
(管路とは、地下に設置した通信ケーブルを通すパイプのこと)
NTTグループは、資源を有効活用するために、3R活動[リデュース(使用量削減)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)]を継続して行っています。
なかでも、NTTグループが排出する廃棄物についてはリサイクルを推進し、リサイクルできずに最終的にゴミとして処理する最終処分量を、1%以下(ゼロエミッション)とすることとしています。
また、通信インフラを長い期間使えるようにすることで、資源を使用する量を減らす取り組みを進めているほか、資源を有効利用するための研究開発なども進めていきます。
廃棄物のゼロエミッション
3R活動
NTTグループでは、通信機器や通信設備に使用する資源の持続可能な利用に取り組んでいます。
たとえば、携帯電話は全国のドコモショップや各種イベントなどで、使用済み携帯電話を回収し、リサイクルしています。
撤去した通信設備は、リユース・リサイクルに取り組むことで、2004年度からゼロエミッションを達成しています。
また、最近では2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が、メダルをリサイクル金属で作成する方針を決定しました。
皆さんも古い携帯電話をお持ちであれば、メダルにリサイクルしてみませんか。
(出典:日本経済新聞社/公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 第16回理事会資料)
NTTグループの環境活動