仕事の移動やプライベートの空き時間など、外出先でもWi-Fiを使いたいシーンって、たくさんありますよね。そんなときに心強い味方になってくれるのが、安心・安全にWi-Fi接続ができるアプリです。
国際的なスポーツイベントでも正式に採用されている「Japan Wi-Fi auto-connect」をご紹介します。
コンビニエンスストアをはじめ、空港や列車内など日本全国にはたくさんのWi-Fiスポットがありますが、
「いちいち接続するのが面倒」
「セキュリティが心配」
といったイメージから、上手に活用できていない方も多いのではないでしょうか。
でも、この「Japan Wi-Fi auto-connect」をインストールしておけば、Wi-Fiスポットに行くだけで自動的に接続。提供元が明確なアクセスポイントのみにつながるので安心。もちろん、利用料も無料です。
ライブ配信や動画の視聴、スポーツの中継・ハイライト・結果速報へのアクセス。急なビジネスメールの対応やリモートでの打ち合わせ、SNSを通じた身近な仲間や世界中の人々とのコミュニケーション――。
皆さんの「いま使いたい」「ここでつなぎたい」を、簡単・便利・安全に叶える「Japan Wi-Fi auto-connect」。
ここではその特徴を紹介しながら、今後の活用の展望をご紹介いたします。
「Japan Wi-Fi auto-connect」の最も大きな魅力は、一度の初回登録だけで、全国のフリーWi-Fiスポットに自動でつながる点です。スマートフォンにインストールしておけば、対象のWi-Fiを自らキャッチして接続するだけでなく、Wi-Fiごとのユーザー登録や認証までアプリが自動で行ってくれるので、わずらわしい操作が一切必要ありません。
2019年12月から提供を開始している「Japan Wi-Fi auto-connect」ですが、それ以前に提供していたフリーWi-Fi接続アプリと比較して、格段に向上したのが使いやすさの部分。
シンプルに「自動接続」に特化する開発にシフトしたことで、操作時の画面デザインもすっきり、なおかつ消費電力も少ないアプリを実現させました。
さらに、動画再生やストリーミング系アプリを見ているときも、コンテンツが途切れることなく駅のホームのアクセスポイントから電車の車両内にある別のアクセスポイントに移動できてしまうほど、シームレスにWi-Fiに接続できます。フリーWi-Fiを上手に利用すれば、スマホのデータ通信料も節約できます。
こうしたユーザビリティの追求とともに、開発チームが注力したのが「セキュリティの不安」の解消です。
通信デバイスのデータ使用に関する調査(※1)によると、フリーWi-Fiへの接続に不安があるという人の割合は7割。また、利用する際の「困りごと」という項目では、「セキュリティ面が心配」という回答が最多を占めました。
「何のWi-Fiに接続したのかわからない」
「メールアドレスの登録に抵抗がある」
といった回答も多く、フリーWi-Fiに対してネガティブな印象を持つ人は少なくないようです。
実際に近年では、正規に提供されているフリーWi-Fiに偽装して利用者の個人情報などを狙う"なりすましWi-Fi"と呼ばれるものが存在し、被害にあわないよう注意喚起がされています。
そこで「Japan Wi-Fi auto-connect」では、こうした怪しいWi-Fiを先回りして検知。画面上に注意メッセージが表示され、危険な接続を避ける設計となっています。
こうした怪しいWi-Fiと正規のWi-Fiは、端末の基本機能だけでは、通信に詳しい方であっても見分けることが困難なので、アプリをインストールしておくと安全です。
また、「Japan Wi-Fi auto-connect」が接続するのは、自治体や公共交通機関、コンビニエンスストア、商業施設などが公式に提供しているアクセスポイントだけ。
さらに、先ほど述べたわかりやすいデザインによって、今つながっているWi-Fiがひと目で確認できるので、より安心して使うことができます。
※1:「通信デバイスのデータ使用に関する意識調査」 (2021年1月25日調査時点、NTTBP調べ)
自動接続・自動認証による「利便性」。確実なアクセスポイントへの接続による「安心・安全」。
Japan Wi-Fi auto-connect」においては、これら大きなふたつの特徴に加えて、「多言語対応」も重要な機能のひとつです。
「Japan Wi-Fi auto-connect」は日本語を含め16もの言語に対応しています。
残念ながら、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、訪日外国人観光客を迎えることも、私たちの移動すらも制限を余儀なくされている昨今。
2020年以降に予定されていたあらゆる大規模イベントを見据え、東京都や区などの自治体や民間企業ではWi-Fiスポットの整備・拡充が行われてきました。
NTTBPではこの活動を全面的に支援し、2016年時点でおよそ400ほどだった都内のアプリ対応Wi-Fiスポットは2021年6月には1.4万スポットにまで増加しています。
この充実したWi-Fiスポットと多言語に対応する「Japan Wi-Fi auto-connect」は、コロナ禍でなければ、100万人とも想定されていた訪日外国人旅行客への"おもてなし"となっていたはずです。
東京都内におけるアプリ対応Wi-Fiスポット数の変遷
2016年1月時点
2021年6月時点
しかし、こうしたフリーWi-Fi環境とアプリ「Japan Wi-Fi auto-connect」は、「2020」に向けた一過性のインフラではありません。外出先でのインターネット利用や災害対策など、社会的なニーズに対応するために継続的に拡充してきたインフラのひとつです。
これらは今後、仕事やプライベートを問わずあらゆる場面で私たちに寄り添ってくれる、最も身近なレガシーとなることを期待しています。
コロナ収束後、私たちの活動や移動がより自由になったとき、
「Japan Wi-Fi auto-connect」はさらに本領を発揮してくれるに違いありません。