2024年6月10日
日本電信電話株式会社
日本電信電話株式会社(以下、NTT)は、2023年に発表した新中期経営計画における基本的な考え方として「NTTは挑戦し続けます。新たな価値創造と地球のサステナビリティのために。」を掲げ、新たな価値創造と地球のサステナビリティのために持続可能な社会の実現をめざしています。
NTTグループでは、2013年より、国内外のグループ各社が取り組む持続可能な社会に貢献する施策を披露・共有することを目的として「NTT GROUP サステナビリティカンファレンス」を実施しています。今回は、過去最多22カ国・地域のグループ会社から過去最多149施策のエントリーがあり、特設サイトのPV数は累計約60万件(前年27万件)、いいね数26万件(前年6万件)と盛り上がりを見せ、優良施策の共有、事例の水平展開を通じて、サステナビリティに対する意識、関心がますます高まりを見せています。本カンファレンスを通じ、NTTグループは今後もサステナビリティの実現に向けた取り組みを推進していきます。
日時:2024年6月10日(月)
対象:NTTグループ各社(国内:7社、海外:7社)
内容:受賞施策の発表・表彰等
全149施策のエントリーから選ばれた最優秀賞6施策、優秀賞8施策を表彰
国内外のNTTグループ会社における最優秀施策は、新しいアイデアで人々の豊かな暮らしに寄与すると共に、持続可能なグローバル社会の実現に貢献しています。また、地域に密着しながら、自らの事業として社会課題を解決する要素が強く、ビジネスとサステナビリティの両立にチャレンジする取り組みとなっています。
<グローバル部門>
NTT Belgium(ベルギー)
スマートモニタリングによる節水 ~漏水・逆流を検知・予知する水配送ネットワークソリューション~
ヨーロッパ全土の約40%で社会課題となっている漏水の削減に向け、水使用の最適化、特に漏水や逆流の見地に課題を抱えているリエージュ市において、CISCO等の協力を得て、水の使用量を監視するシステムを開発しました。IoTデバイス、ビッグデータ、AIを活用し水配送ネットワークの状態をリアルタイムで把握、老朽化したパイプラインを優先的に交換できる仕組みを構築し、漏水、逆流などの問題をセンサーが検出。水使用量の最適化と衛生管理を実現する節水インフラが、市合計245,000台のうち65,000台が配備されており、2023年には100万立方メートル以上の節水に貢献し、2024年には倍増の200万立方メートルも見込まれています。
リエージュ市の結果を他地域にも導入し、国家間での水交換に備え、双方向の流量を計算して適切な量の水が汲み上げられるように測定も開始し、市民、現場作業員を含めた関係者全員に水消費に対する意識の醸成と習慣化にも注力しています。
施策内容詳細https://group.ntt/jp/sus_conf/B17.html
施策内容詳細
アメリカ:https://group.ntt/jp/sus_conf/B31.html
インド:https://group.ntt/jp/sus_conf/B32.html
オーストリア:https://group.ntt/jp/sus_conf/B33.html
ドイツ:https://group.ntt/jp/sus_conf/B46.html
<国内部門>
NTTグループでは「新たな価値の創造とグローバルサステナブル社会を支えるNTTへ」を掲げ、①IOWNによる新たな価値創造、②データドリブンによる新たな価値創造、③循環型社会の実現、④事業基盤の更なる強靭化、などの取り組みを進め、「お客さま体験(CX)の高度化」並びに「従業員体験(EX)の高度化」を進めてまいります。本カンファレンスもその一つとして、各社の施策をグローバル社会に発信していけるよう引き続き取り組みを進めてまいります。
※1液浸冷却:液体誘電体冷媒で満たされたタンクにIT機器を直接浸すソリューション。
※2直接接触式液体冷却:IT機器の内部を冷却水が通過し、熱を取り出すシステム。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
日本電信電話株式会社
広報部門
ntt-pr@ntt.com
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