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2022年11月28日

受賞・表彰

東京2020オリンピックで実現した新たな観戦体験が第六回羽倉賞にて優秀賞を受賞

NTTは東京2020オリンピックにて、超高臨場感通信技術Kirari!を用いた、新たなスポーツ観戦体験の再創造にチャレンジしました。その取り組みが、一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会が主催する第六回羽倉賞にて評価され、優秀賞を受賞しました。
 羽倉賞は、3D立体映像、ホログラフィ、VRなどの最先端表現技術を活用した作品および取り組みを通して社会に貢献した功績に対して贈られます。NTTは、東京2020オリンピックのセーリング・バドミントン・マラソンにて、離れた場所にいても試合会場にいるかのように感じる表現手法にチャレンジしました。セーリング競技では、競技映像をリアルタイムに洋上55mのワイドビジョンに伝送し、あたかもクルーズ船の特等席からレースを観戦しているような体験を提供しました。バドミントン競技では、競技映像から、選手とシャトルのみを抽出して、実物大に再現した遠隔地のコートにホログラフィックに表示しました。あたかも実際の試合会場で観戦しているような体験を提供できました。マラソン競技では、競技会場(札幌)と応援会場(東京)を超低遅延通で接続することにより、これまで課題だった遅延を限りなくゼロに近づけることで、一体感を生み出す観戦体験を提供しました。
 これら離れた場所においても通信テクノロジによって臨場感を表現する取り組みが評価され、今回の受賞に至りました。

【セーリング】洋上に浮かべた55mの超ワイドディスプレイ 【セーリング】洋上に浮かべた55mの超ワイドディスプレイ

【バドミントン】実物大に再現したコートに選手とシャトルをホログラフィック表示させた環境 【バドミントン】実物大に再現したコートに選手とシャトルをホログラフィック表示させた環境

【マラソン】超低遅延通信で接続したディスプレイ 【マラソン】超低遅延通信で接続したディスプレイ

【受賞業績】

<優秀賞>「超高臨場感通信技術Kirari!」東京2020オリンピックにおける新たな観戦体験の創造

(参考)第6回羽倉賞 受賞結果
https://soatassoc.org/hagura当該ページを別ウィンドウで開きます

(参考)東京2020オリンピックにおける新たな観戦体験の価値

【セーリング】5Gを用いたセーリング競技中継において、巨大な超ワイド映像を海上に浮かべたことにより、映像と空・海が融合され、空間まるごとワープしてきたかのような臨場感を提供しました。

NTTリリース:https://group.ntt/jp/newsrelease/2021/07/01/210701a.html

【バドミントン】バドミントン中継においては、競技会場から伝送された選手やシャトルの映像を、遠隔会場に再現された実物大のコート上に、試合会場の位置情報を保ちながら、ホログラフィックに投影したことで、あたかも目の前で実際に選手が競技しているかのような、試合空間そのままの臨場感を実現しました。

NTTリリース:https://group.ntt/jp/newsrelease/2021/07/29/210729a.html

【マラソン】マラソンの中継では、遅延の課題に取り組みました。通常の遅延環境では、遠隔地の応援者が、ランナーの映像を見て声援を送ったとしても、既にランナーが走りすぎてしまっていて、声援はランナーに届きません。遅延を限りなくゼロにすることで、東京ではまるでランナーが目の前を走るかのように、札幌ではまるで観客が沿道に立って応援してくれているかのような臨場感を提供しました。

NTTリリース:https://group.ntt/jp/newsrelease/2021/08/07/210807a.html

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