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文化の共栄

幹部( 代表取締役副社長 )メッセージ

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新たな経営スタイルの発表について

昨今、格差、少子高齢化、エネルギー、インフラの劣化、人権、差別等、社会的課題を挙げますと、枚挙に暇がありません。これら の社会的課題に対して、NTTグループの変革の方向性として 2021年10月に「分散型ネットワーク社会に対応した新たな経営スタイル」を発表しました。世の中が企業の経営に期待していることは、これまでのように会社の成長や利益だけではなく、事業を通じて社会的課題の解決やよりよい未来社会を築くことに 貢献していくことにも拡がってきています。

今回の新たな経営スタイルの発表の背景には、そのような社会からの要請にしっかり と応えるNTTグループでありたいという想いがあります。具体的には、withコロナ社会において、リモートによる勤務形態あるいはオンラインでのセミナー開催やデリバリー等の仕組みが社会を支えました。NTTグループにおいても、在宅勤務を積極的に推進、どこでも働ける環境整備そして業務そのものを自動化・ 標準化していくDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進 しました。NTTグループではafterコロナにおいても、リモートワークやオンライン社会の普及拡大にプロアクティブに取り組むことで、生産性が高く、セキュアに業務ができる環境を作ります。

また、誰もがどこでも働ける多様な制度の積極的な活用を推進することで、社会に先駆けてインクルーシブな職場を作りあげていきたいと考えています。さらに、仕事もプライベートライフも充実させる取組みであるワークインライフの実現を目標に掲げ、 オープン、グローバル、イノベーティブな業務運営を実現します。 そして、社会全体への貢献については、お客さまのDX支援、地 方創生の促進、レジリエンスの向上、分散型社会への貢献等につなげていくことで社会全体のDXにも貢献していきたいと考えています。

ワークインライフの推進・分散型社会の貢献に向けて

~環境整備~

ワークインライフの推進に向けて、大きく3つの取組みを実施しています。ひとつ目は環境整備です。リモートワークをするにあたっ ては、どこからでも働ける快適で生産性も高くセキュリティも高い、 ゼロトラストでのIT環境の整備が必須です。誰もがいつでも、あらゆる場所をワークプレイスにできる環境を提供し、Work from Anywhereの実現をめざしていきます。

たとえば、エッセンシャル ワーカーとしてどうしても現地に行かないといけない電柱やケーブルの点検や保守のような設備系オンサイト業務についても、モバイルマッピングシステム車を走らせることにより、GPS情報や画像情報・点群データをデータベースに一元化し、AIでデータサイエンスすることにより設備劣化の状況を自動判定し、設備の点検業務や設計業務を遠隔拠点で実施できるように推進しています。

また、 無線等の鉄塔についてはドローンを飛ばし画像をデータベース化 することにより、劣化診断・設計・施工・発注業務等が自動化されます。パートナーの通信建設会社も含めて2025年には現在の約半分の人材で実施できるように変革していきます。さらに、こ のようなスマートインフラプラットフォームの仕組みを他の電力、ガス、水道、道路等のインフラに展開し、社会全体に拡げることで、 老朽化が深刻化するインフラ全体の効率的な維持メンテナンスを実現し、社会の課題解決に貢献していきたいと考えています。

~DXの推進~

2つ目は、 IoTやデジタル技術、 AI等をフルに活用した業務変革・DXという観点です。誰もが、いつでも、あらゆる場所で働けるIT環境の整備として、クラウドをベースとしたシステムを設備や営業等だけでなく、経理や総務、人事等あらゆる業務に導入します。また、DXの推進にあたっては、お客さまIDの統一や コードの標準化、業務の自動化、そして、業務プロセスをグローバルスタンダードに統一するFit to Standardを徹底します。

さらには、顧客接点を人海戦術からデジタルマーケティングによる営業アプローチに変革し、お客さまの利便性の向上と業務の効率化を両立させます。これらのさらなるDXの推進や業務の 見直しを通じて、 2023年度コスト削減対2017年度累計約▲ 1兆円以上をめざします。さらにお客さまやパートナー企業に対してもデジタルマーケティングプラットフォームを提供し、オープンでトラステッドなコネクティッドサプライチェーンという、新たな価値創造にも貢献していきたいと思います。

~制度・仕組みの整備~

3つ目は人事労働関連の制度や仕組みの変革です。こういった取組みは、クリエイティブな働き方ができる環境や制度の整備 だけでは進みません。経営陣のコミットメントと社員全体の日々の意識改革が有機的につながり、 新たな風土を作り上げ ていくことが非常に大事だと考えています。たとえば、 いま、自由に勤務形態を選択できるような制度はすでにありますが、 それにもかかわらず、女性の管理職が少ないことや、介護中の方がキャリアを諦めるというような実情が実際にあります。

こ のような実態に対し、経営幹部が率先して風土改革の舵を切っていきたいと考えています。これまでの改革で定時勤務からの解放は進んできましたが、 今後はさらに、勤務地に寄らずリ モートを基本とする働き方の導入で意思に反する転勤や単身赴任からの解放をめざします。また、ジョブ型を導入すること で年功序列のヒエラルキーを変革し、 社員が自律的に自らの キャリアを切り開き、 誰もがワークもライフも充実できる職場環境をめざしています。

信頼性と革新性の両立

NTTはインフラ企業として安心安全なICTサービスを提供することで「つなぐ使命」を果たしながら、最先端のデジタル技術で 「 Your Value Partner」としてお客さまのデジタル変革やサステナブルな社会の実現をめざしていきます。今後も、働き方改革、リモートワールドの推進、社会のDX化、再生可能エネル ギー等を含めた幅広い分野で、 ICT×デジタルによる先進的な活動を自ら率先して推進します。そして、そのノウハウや経験をサービスとして提供することで社会の変革を牽引するイノベー ティブな企業でありたいと考えています。