まずは、今回の活動の舞台となる2025年大阪・関西万博について、基本からしっかり学びました。万博のはじまりは1851年ロンドンで開かれた「万国博覧会」。そして、日本では1970年に大阪万博が開かれ、多くの人が未来のくらしを夢見て会場を訪れました。
そして、今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
NTTパビリオンでは「PARALLEL TRAVEL(パラレルトラベル)」をテーマに、距離を超えて場を共有し、互いに存在を感じあうような、未来のコミュニケーションを体験することができます。
勉強会では、NTTが手がけるパビリオンの内容だけでなく、「NTTってどんな会社?」「通信って何?」という基礎知識からていねいに説明がありました。
黒電話やポケベル、スマートフォンまで、時代とともに変化してきた通信の歴史を振り返ったあと、話題はこれからの未来へ。
NTTが研究・開発を進めている「IOWN(アイオン)」という新しい通信の仕組みによって、これからは人と人が、まるで隣にいるかのように気持ちごとつながる時代がくる。そんなお話もありました。
また、IOWNによって実現する「光の通信技術」が、エネルギーの無駄をおさえ、低消費電力社会の実現につながるという説明もありました。
NTTがどんな思いでパビリオンをつくっているのか、未来の暮らしをどう考えているのかを知ることで、特派員たちは「自分たちがどんな視点で取材するか」のイメージも膨らませていきました。
勉強会の最後には、いよいよ特派員任命式を実施。
それぞれが名前を呼ばれ、「NTT子ども特派員」の任命証が渡されると、子どもたちからは「万博に行くのが楽しみ!」「未来のコミュニケーションについて考えていきたい!」と声が上がり、期待に胸を膨らませていました。
次回は、いよいよ現地での体験取材。
万博という大きな舞台で、子ども特派員たちの新たな挑戦がはじまります。