2019年に発表したIOWN構想に基づくIOWNサービスの第一弾として、オールフォトニクス・ネットワーク(以下、APN)のサービス提供を2023年3月に開始する準備を進めています。早期にサービス提供し、お客さまにご利用いただくことで、新たな創造・価値の創出を図っていきます。
本株主通信では「APNとは何か?」「IOWN 1.0で何がどう変わるのか?」「今後めざす姿は何か?」について、ご説明します。
光ファイバによるインターネット接続サービス自体は、現在でも広くご利用いただいていますが、実は現在のネットワークは通信トラフィックの制御処理により遅延が発生するほか、光信号と電気信号の変換を多数実施することにより、電力を消費しています。APN(オールフォトニクス・ネットワーク)は、最終的にこれをすべて光にすることで、現在よりも低消費電力で、大容量かつ低遅延なネットワークを実現します。
2023年3月に提供開始予定のAPNサービスは、「超低遅延」が大きな価値になります。今後は低消費電力型のデバイス実装や光ファイバの高度化などに取り組み、APNの特徴である低消費電力、大容量化を推進していきます。今回ご紹介したAPN以外にも、「低消費電力サーバー」を2026年度の商用化を目標として開発を推進しており、それらの組み合わせなどにより、電力効率、大容量化、低遅延のすべての目標を達成していきたいと考えています。
NTTグループでは、2025年の大阪・関西万博をIOWNのショーケースとする予定です。パビリオン出展に加え、大阪・関西万博バーチャル会場や来場者向けパーソナルエージェントをご提供予定です。また、万博では、IOWN2.0サービスも発表予定です。ぜひご期待ください。
提供:2025年日本国際博覧会協会
株主通信 NTTis 2022.12
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