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2024年2月15日

【会見情報】GX分野の取組み強化に向けた新たなソリューションブランド「NTT G×Inno」を立ち上げ

気候変動問題をはじめとした環境問題が年々深刻さを増すなかで、カーボンニュートラルと経済成長を同時に実現する取組みとして注目を集めているのがGX※1です。NTTグループはGX分野の取組み強化に向けて、新たなソリューションブランド「NTT G×Inno(エヌティティ ジーノ)」を立ち上げました。今回は、2023年12月20日に行われた記者会見の内容をお伝えします。

※1Green Transformation。カーボンニュートラルや温室効果ガス排出削減目標の達成に向けた活動を経済成長の機会と捉え、社会のカーボンニュートラルと経済成長の両立をめざして、経済社会システム全体を変革していく取組みのこと

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1) GXソリューションブランド「NTT G×Inno」とは

画像:1) GXソリューションブランド「NTT G×Inno」とは

NTTグループでは、2023年5月に発表したNTTグループ中期経営戦略『New value creation & Sustainability 2027 powered by IOWN』※2の中で、「グリーンソリューションの実現」や「循環型ビジネスの創造」に関する取組みの推進を掲げています。

その取組みを加速させるために、NTTグループ共通のブランドとして「NTT G×Inno」を立ち上げました。このブランド名には、NTTグループが社会へのソリューション提供を通じて、GX分野でInnovation(変革)をおこし、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献するという想いが込められています。

※2NTTグループ中期経営戦略『New value creation & Sustainability 2027 powered by IOWN』
URL https://group.ntt/jp/ir/mgt/managementstrategy

画像:1) GXソリューションブランド「NTT G×Inno」とは

「NTT GX(Green Transformation)×(かける)Innovation」の略称

「NTTG×Inno」は、商標登録を出願中です。

【Vision】NTT G×Innoがめざす世界観

産業の活動も、地域の生活も、自然環境と共に発展できる世界へ。

【Mission】NTT G×Innoの使命

NTTグループとパートナーの技術やソリューションで、社会のカーボンニュートラルと経済成長の両立を実現します。

【Value】NTT G×Innoの提供価値

  • GXにより、多様な事業活動や地域社会の持続的な成長と発展に貢献します。
  • 再生可能エネルギーの自家発電やIOWNの活用など、NTTグループ自身がカーボンニュートラルに向けて挑戦します。
  • NTTグループの実績や技術を活用して、お客さまやパートナーのみなさまとイノベーションを協創します。
  • 地域や企業に応じたエネルギーの地産地消を実現して、安心安全な社会インフラを構築します。
  • 通信やICT、エネルギー業界など、多様な業界と横断的に連携し、社会全体の行動変容を実現します。

NTTグループは「NTT G×Inno」というブランドのもとに、コンサルティング、可視化、省エネ、行動変容など、幅広い分野のソリューションをグループ各社から提供していきます。NTTが掲げる新たな環境エネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」※3の中間点である2030年度には1兆円超の事業規模を目標として、GXソリューションおよび人材の拡充、GX分野の多様なパートナーとの連携強化を推進し、カーボンニュートラル関連事業を加速させていきます。

※3新たな環境エネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」
URL https://group.ntt/jp/newsrelease/2021/09/28/210928a.html

2) グリーン発電事業統合プラットフォーム

画像:2) グリーン発電事業統合プラットフォーム

NTTアノードエナジー(本社 東京都港区、代表取締役社長 岸本 照之)と、NTTコムウェア(本社 東京都港区、代表取締役社長 黒岩 真人)は、「グリーン発電事業統合プラットフォーム(Smart Data Fusion®)」(以下、本プラットフォーム)を開発しました。本プラットフォームを活用することで、発電所の事業データを統合的に管理・分析・活用することが可能になります。

本プラットフォームに搭載されたダッシュボードを通じて、重要な経営指標を「見える化」できるのが特長で、風力や太陽光といった複数電源種別横断で、点在する各発電所のパフォーマンス・収支、故障・異常の状況をひと目で確認することができます。また、AIを活用した「期待発電量推定」「異常検知」機能を搭載しており、安定的な事業運営と発電ロスの回避をサポート。本プラットフォームを通じて、再生可能エネルギー発電事業運営の最適化・効率化を実現します。

・報道発表資料
https://www.nttcom.co.jp/news/pr23122001.html当該ページを別ウィンドウで開きます

3) アグリゲーション事業の推進に向けたエネルギー流通プラットフォームの構築

画像:3) アグリゲーション事業の推進に向けたエネルギー流通プラットフォームの構築

NTTアノードエナジーは、カーボンニュートラル実現という社会課題の解決に向けて、「エネルギー流通プラットフォーム」の新たな構築・運用により、様々な再生可能エネルギーを集約すると共にエネルギーリソースの統合的な制御を実現し、再生可能エネルギーの導入促進および電力需給を最適化する「アグリゲーション」という取組みを推進します。
 アグリゲーションには「再エネアグリゲーション」「調整力アグリゲーション」「需要アグリゲーション」の3つがあり、弊社が自社資産で構築・保有する蓄電所をベースに、お客様が保有するエネルギーリソースと組み合わせて大きな調整力・供給力とし、電力系統や小売電気事業者の需給安定化や、再生可能エネルギーを中心としたグリーン電力供給サービスに貢献していきます。

【再エネアグリゲーション】

日々の発電計画を作成するために必要となる高精度な発電量予測サービスを提供します。さらには、複数の発電所の再生可能エネルギーを束ねることで、需要量と供給量の間の誤差を相殺し、発電事業者側の調整コストを削減。発電事業の安定化をサポートします。

【調整力アグリゲーション】

系統蓄電池の運用サービスを提供します。具体的には、エネルギー流通プラットフォームを通じて電力の不足・余剰を見極め、蓄電池の充電・放電を制御。いつ・どのタイミングで・どれくらいの量の電気を充電・放電すればよいかを予測し、充放電計画の最適化を図ります。

【需要アグリゲーション】

今後、普及が見込まれる電気自動車(EV)や家庭用の蓄電池などの低圧リソースを活用し、電力の需給バランス調整に活用するサービスを提供します。

【エネルギー流通プラットフォーム】

上記の3つのアグリゲーション事業を円滑に推進するために、NTTグループの最新技術を活用したエネルギー流通プラットフォームの構築を進めます。

・報道発表資料
https://www.ntt-ae.co.jp/pdf/aguri_press20231220.pdf当該ページを別ウィンドウで開きます

4) NTTグループのサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル実現を推進

画像:4) NTTグループのサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル実現を推進

NTTグループは、2040年度までに自社における温室効果ガスの排出量に加えて、サプライチェーン全体のカーボンニュートラルの実現をめざしています。グループ各社が削減に向けて取組むなかで、NTTデータ(本社 東京都江東区、代表取締役社長 佐々木 裕)は、2024年2月から「C-Turtle®※4 をグループ会社に順次導入し、NTTグループ全体としてサプライヤー排出量およびサプライヤーの削減努力を反映した温室効果ガスの算定・削減を実現します。2027年度までには、共に排出量削減に取組むサプライヤーへの導入1000社をめざします。

NTTデータは、NTTグループ各社における排出量可視化の取組みを通じてノウハウの収集と「C-Turtle®」の機能向上に取組み、NTTグループのサプライチェーン全体における排出量可視化・削減を牽引し、ひいては社会全体のカーボンニュートラル達成に貢献していきます。

※4C-Turtle®(国内初「総排出量配分方式」対応GHG排出量可視化プラットフォーム)
URL https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/c-turtle/当該ページを別ウィンドウで開きます

・報道発表資料
https://www.nttdata.com/global/ja/news/release/2023/122000/当該ページを別ウィンドウで開きます

5) お問い合わせ先

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

日本電信電話株式会社
広報室
ntt-pr@ntt.com

関連情報

NTT G×Inno
https://group.ntt/jp/group/nttgxinno/

ニュースリリース
https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/12/20/231220b.html

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