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災害備蓄品を利用した寄付マッチングの仕組みで
食品ロスなどの解決を支援

関連するSDGs

  • 貧困をなくそう

    目標1:
    貧困をなくそう

  • 飢餓をゼロに

    目標2:
    飢餓をゼロに

  • すべての人に健康と福祉を

    目標3:
    すべての人に健康と福祉を

「廃棄するのが、もったいない」という企業担当者の声がヒントに

東日本大震災以降、企業によるBCP(事業継続計画)の策定とともに増えたのが、新たに災害備蓄品(以下、備蓄品)を導入する企業でした。NTTテクノクロスも新たに備蓄品を導入したのですが、賞味期限が長く、常に確認しているわけではないため、賞味期限を過ぎてから気づくことがありました。また、従業員数の変動などにより、現状の備蓄品数が適切な数量になっているか、どの備蓄品をどこに配備したかを管理するのも煩雑でした。

リサーチをかけたところ、同じような管理の課題を抱えている企業様が非常に多く存在していました。さらに「賞味期限の前に手続きできれば、寄付したい」というヒントをいただき、備蓄品を販売している企業や福祉施設や生活困窮者世帯を支援している団体の意見を聞きながら、社会問題となっている食品ロス削減など社会問題の解決に貢献するサービスを立ち上げることをめざしました。

"備蓄品のecoサイクル"を実現

こうしてできたのが「備蓄品安心サポート そなえるんCSR+」です。このサービスは、企業の備蓄品管理とCSR活動(寄付)を一体的にサポートすることで"備蓄品のecoサイクル"を実現します。利用企業は備蓄品管理を効率化かつ適切化しながら、賞味期限が近い備蓄品の情報を寄付先団体に提供できるようになり、寄付先団体側からも必要な物品の寄付依頼をすることができます。その結果、企業のCSR活動の活性化、食品ロスの削減、福祉施設や生活困窮世帯などへの支援強化などが可能となります。

「備蓄品安心サポート そなえるんCSR+」の概要

このサービスの特長は、次の3つです。

無料で備蓄品管理をサポート

無料で使える備蓄品管理のクラウドサービスで、オンラインにて申し込み後すぐに利用を開始できます。企業はExcelや紙の管理簿で管理を行ってきた備蓄品が、「どこに」「どのくらい」あり、「賞味期限がいつまでなのか」を簡単に管理できます。

寄付情報の提供による食品ロス削減をサポート

企業が保持している備蓄品の賞味期限も管理しつつ、期日が近くなった備蓄品情報を福祉施設や生活困窮世帯などへ支援している寄付先団体へ公開します。寄付先団体は、企業が公開している備蓄品情報から必要とする量・種類をもとに企業に依頼をすることで、企業から寄付先団体へのスムーズな寄付につなげることができます。

最適な備蓄品の購入をサポート

備蓄品の販売会社に見積もりを依頼することができます。見積時に必要とする情報がわかる見積依頼文書例をテンプレートとして用意しているため、企業は簡易に販売会社への見積依頼が可能となります。また、一度に複数の販売会社に対して見積依頼をすることも可能です。さらに、自治体が推奨する備蓄品情報をサービス上から確認でき、企業の立地と従業員規模から最適な量の備蓄品を購入できます。

今後は、備蓄品以外への拡大も視野に入れ、「そなえるんCSR+」の輪を広げていきます。