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南アフリカの人々に自転車を寄付し、
現地の教育・環境保全をサポート

関連するSDGs

  • 質の高い教育をみんなに

    目標4:
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  • ジェンダー平等を実現しよう

    目標5:
    ジェンダー平等を実現しよう

  • 働きがいも経済成長も

    目標8:
    働きがいも経済成長も

世界中の6,000社以上の顧客にICTソリューションを提供しているDimension Dataは、2016年にプロサイクリングチーム「Qhubeka」のスポンサーになり、チームを通じて南アフリカの人々に自転車を寄付。学校や診療所、勤務地への移動手段を提供しています。この取り組みについて、同社のグローバル・マーケティング部のセリーヌ・ルソウ氏から紹介してもらいます。

Dimension Data
グローバル・マーケティング部
イノベーション&インキュベーショングループ
シニアマーケティングマネージャー

セリーヌ・ルソウ

南アフリカの人々に"エンパワーメント"を提供

南アフリカのリンポポ州では、通学手段として自転車を所有している子どもの割合は約3%しかおらず、200万人の子どもが5km・30分以上、66万人の子どもが10km・1時間以上、街灯もない道を歩いて通学をしています。そうした課題の解決に向けて活動しているのがプロサイクリングチーム「Qhubeka(クベッカ)」です。 Qhubekaは、2007年にアフリカ初のプロコンチネンタルチームとして誕生しました。Dimension Dataは、2016年から同チームのスポンサーとなって彼らの慈善活動をサポートしています。

Qhubekaでは、子どもや大人、医療関係者など、南アフリカの人々に自転車を寄付しています。自転車があれば、学校への出席率が向上し、通勤時間も75%短縮されます。また、5倍多くのものを運べるようになるほか、行動範囲も4倍に広がります。これによって人々を学校や医療機関、仕事などへの基本サービスにつなげることを目的としています。また寄付に当たっては、子どもたちは「成績を向上させる」など、大人たちは「木を育てる」「廃棄物のリサイクルに取り組む」「工芸品を制作する」など、それぞれにコミットメントしてもらうことにしています。寄付された側のモチベーション向上や寄付したことの実効力を高めることが、その狙いです。

これらを通じて、次世代育成の支援や雇用創出など、地域社会にとっての"エンパワーメント"を提供しているのです。

新たな仕組みを開発して寄付活動を支援

Dimension Dataは、この慈善活動を支援するために世界中どこからでもQhubekaに寄付ができるオンラインポータルサイトを開発しました。同ポータルサイトでは、自転車1台はもちろん、サドルやタイヤなどのパーツだけの金額を寄付することもできるようになっています。また、寄付者がスムーズに寄付できるよう各国で使えるセキュアな決済サービスへ自動的に誘導します。

一方、チームの健康管理のためにウェルネスアプリ「Fila」も開発しています。このデバイスを選手が身につけておけば、睡眠のリズムやトレーニングの結果など心身のパフォーマンスを記録できます。さらに集まった情報を分析できるため、トレーナーは一人ひとりの選手に合ったメニューを開発できます。これによって選手のパフォーマンスが向上し、チームが勝利することで、Qhubekaの認知度が上がり、募金額の増加につながっていくと考えています。

今後の目標は、2,000台の自転車を寄付し続け、このプログラムを"真の持続可能なプログラム"にすることです。そのためにも私たちはICTを使って選手のサポートする機能を充実させるとともに、皆さんがより簡単に寄付できる仕組みを開発していきます。

南アフリカの子どもたちへの寄付活動

以下動画(英語)は、Dimension Data の社員が南アフリカ・カイルモアの子どもたちに130台の自転車を寄贈するイベントの様子を紹介しています。また、仕事がなかった女性を自転車整備士として訓練しているQhubekaの自転車組み立て工場を見学する様子もあります。