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AI時代を支えるNTTの挑戦
IOWN構想がひらく、未来への可能性を感じてほしい
―PR/IR DAY開催レポート―

NTT PR/IR Day Toward the Future with IOWN

2025年10月6日、NTTは「PR/IR DAY」を開催しました。今回のテーマは 「Toward the Future with IOWN」。
 AIの急速な進化を背景に、NTTが推進する「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想」が、未来の社会や私たちの暮らしにどのような変革をもたらすのか—その最前線を紹介するイベントとなりました。
 当日は、島田社長をはじめとするNTT幹部に加え、IOWN構想の実現を共に進めるパートナー企業として、世界的な半導体企業Broadcomやネットワーク機器メーカーAccton Technologyの代表者も登壇。
 IOWN構想の現在の取り組み状況と、今後の成長戦略について、具体的かつ力強いメッセージが発信されました。

セッション① Toward the Future with IOWN ~AI時代を支える低消費電力光コンピューティング~

登壇者:NTT株式会社 代表取締役副社長 副社長執行役員 CTO 星野 理彰

IOWN構想の可能性を感じていただきたい

セッション1 Toward the Future with IOWN ~AI時代を支える低消費電力光コンピューティング~

AIの活用が進む中で、増加し続ける消費電力への対応策として注目されているのが、NTTの「IOWN光コンピューティング」です。
 NTTが長年培ってきた光技術を活かした「光電融合デバイス」は、IOWN構想を支える重要な柱となっています。
 大阪・関西万博では、これらの技術が実際のユースケースとして活用された事例も紹介され、IOWNの社会実装に向けた具体的な進展が示されました。
 さらに、世界的な半導体企業Broadcomやネットワーク機器メーカーAccton Technologyなど、グローバルパートナーとの共創を通じて、IOWNは「2.0」へ、そしてその先の「3.0」「4.0」へと進化していくビジョンが示されました。

セッション② IOWN 2.0の実現に向けた、光電融合スイッチの開発状況と今後の展望

登壇者:NTTイノベーティブデバイス株式会社 代表取締役副社長 CTO 富澤 将人

光の技術で世界に挑む

セッション2 IOWN 2.0の実現に向けた光電融合スイッチの開発状況と今後の展望

IOWN2.0の実現において、欠かすことのできない技術が「光電融合デバイス」です。
 本格的なAI時代を迎える中、NTTが長年にわたり培ってきた光技術を活かした「光電融合デバイス・PEC-2」は、「ソケット型脱着機構」を採用。NTT独自の取り外し可能な設計により、他社にはない競争優位性を備えています。
 現在、このPEC-2は、2026年末の商用化に向けて開発が進められており、NTTはこれまで蓄積してきた光技術を武器に、世界市場でさらなる挑戦を続けていく決意を明確に示しました。

セッション③ AI時代に求められる低消費電力デバイス

登壇者:ラム・ベラガ Senior Vice President and General Manager, Core Switching Group, Broadcom Inc.
黃安捷 Co-founder, Senior Advisor, Accton Technology Corporation
NTTイノベーティブデバイス株式会社 代表取締役副社長 CTO 富澤 将人

世界からも注目を集めるNTTの技術力

セッション3 AI時代に求められる低消費電力デバイス

「BroadcomはNTTの技術力を高く評価している」。
 BroadcomのSenior Vice President and General Managerであるラム・ベラガ氏は、NTTとの協業における意義について言及し、特にPEC-2を皮切りに、「光電融合デバイス」の開発に参画することの価値を強調しました。
 NTTの卓越した技術力に加え、高品質かつ安定的な製品供給体制を高く評価しており、今後もNTTとのパートナーシップを強化しながら、IOWN構想の実現に向けて共に取り組む姿勢を示しました。
 また、Accton Technologyの黄氏は「BroadcomとNTTの連携により、Acctonは新たな進化を遂げる」と述べ、三社による連携の意義と今後への期待の大きさを強調しました。
 IOWN技術を活用した台湾での実証実験では、地域社会の発展に寄与する成果が期待されており、IOWNのグローバル展開に向けた可能性が具体的に示されています。

セッション④ AI時代を支えるコンピューティングインフラ

登壇者:NTT株式会社 常務取締役 常務執行役員 CCXO Co-CAIO 大西 佐知子

IOWNでめざす次世代のコンピューティングインフラ

セッション4 AI時代を支えるコンピューティングインフラ

「AI拡大に伴う消費電力は、2030年には東京都の年間消費電力量を超える可能性がある」。
 NTTの大西常務は、AIの急速な普及に伴い、私たちが直面する電力問題の深刻さを指摘しました。この社会課題に対し、NTTがIOWN構想でめざすのは、次世代のコンピューティングインフラの実現です。
 その中核を担うのが「光電融合デバイスPEC-2」。通信容量を飛躍的に向上させながら、消費電力を抑えることを可能にするこの技術は、インフラの効率的な運用と構成機器自体の省電力化という両面から課題解決に貢献します。
 NTTは、AIがもたらす豊かな社会と環境負荷の低減を両立させるため、IOWNを通じて挑戦を続けています。

総合Q&Aセッション

島田社長らが光電融合デバイスの生産体制や開発の進捗について、報道関係者や機関投資家の皆さまからの質問にお答えしました。

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