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トップメッセージ

代表取締役社長 社長執行役員 CEO 島田明

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

ここに「株主通信 NTT is(2025年6月号)」をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。このたびの第40回定時株主総会におきまして、株主の皆さまに改めてご選任いただき、引き続き社長の任に当たることになりました。改めて深く感謝申し上げます。

本株主総会でご承認いただきましたとおり、 2025年7月1日より、「NTT株式会社」へ商号を変更いたしますが、これにあわせて、NTTグループ各社のコーポレートロゴのデザインを刷新し、「NTT Group's Core」および「NTT Group's Values」を制定いたします。

新たなCI(コーポレートアイデンティティ)の導入は、グローバル市場において、国内外統一のコンセプトのもとNTTグループの技術力やケイパビリティを分かりやすく示し、先進的なグローバル企業としてのブランド向上をめざすものです。新たなCIのもと、お客さま体験(CX)の高度化をめざし、さまざまな挑戦を加速させてまいります。

株主の皆さまにおかれましては、より一層のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

CI(コーポレート・アイデンティティ)の刷新

NTTグループは1985年の民営化以来、固定通信からモバイル通信、ITビジネス、不動産やエネルギーなど多角的な事業を国内外で展開し、社会課題の解決に取り組んでまいりました。民営化から40年が経過し、時代の変化とともにNTTグループの事業構造が進化したことを踏まえ、商号を国内外で広く親しまれている通称「NTT」へ変更し、新たなコーポレートロゴを採用いたします。あわせて「NTT Group's Core」および「NTT Group's Values」を制定します。

グローバル市場を重視した商号、ロゴデザインへの刷新

商号については、国内だけでなく海外のお客さまにも通ずるNTTを正式に採用し、グローバルで事業展開を加速させます。

商号の刷新イメージ

ロゴデザインについては、1985年に策定されたダイナミックループを新たなコーポレートロゴでも継承します。ロゴタイプは、グローバル市場で既に使用しているフォントを採用し、カラーをブラックからブルーに統一します。ダイナミックループは、国内外で広く浸透していることから、NTTグループのブランドのシンボルとして、グループ各社で使用してまいります。

ロゴデザインの刷新イメージ

NTTグループの企業ブランド統一

新たなCIに定めたロゴデザインはグループ各社のコーポレートロゴにも適用してまいります。NTTデータグループは、国内事業でもダイナミックループを採用し、国内外でのブランド統一を図ります。NTTドコモグループは、国内でイメージが定着しているレッドをダイナミックループに適用し、新たなコーポレートロゴに採用いたします。

「NTT Group's Core」および「NTT Group's Values」の制定

商号とコーポレートロゴの変更とあわせて、「NTT Group's Core」および「NTT Group's Values」を制定します。
 「NTT Group's Core」は民営化当時に設定した「ありたい姿(CI検討にあたっての基本的考え方)」を原点と位置付け、現在の経営環境等の変化を踏まえてアップデートしました。「NTT Group's Values」は、NTTグループの社員が共通して持つべき価値観や行動指針をよりイメージしやすいような表現としました。

NTT Group's Core:人々の豊かな暮らしと地球の未来に貢献するため、お客さまを発想の原点とし、常に自己革新を続け、世の中にダイナミックな変革をもたらす企業グループをめざす。Innovating a Sustainable Future for People and Planet NTT Group's Values:Act with Integrity Build Trust Create Connections

NTTグループの持続的な成長に向けて

NTTグループは、中期経営戦略「New Value Creation & Sustainability 2027 powered by IOWN」のもと、「新たな価値創造とグローバルサステナブル社会を支えるNTTへ」「お客さま体験(CX)の高度化」「従業員体験(EX)の高度化」を柱とし、持続的な成長にむけた取り組みを推進しています。
 その一環として、2025年5月に、NTTデータグループの完全子会社化、SBIホールディングスとの資本業務提携、および住信SBIネット銀行の連結子会社化を公表しました。

NTTは2023年に中期経営戦略を公表し、取り組みの柱として、1.新たな価値の創造とグローバルサステナブル社会を支えるNTTへ、2.お客さま体験(CX)の高度化、3.従業員体験(EX)の高度化を掲げています。そのなかで、特にパーソナルビジネス強化、社会・産業のDX/データ利活用の強化、お客様体験CXを重視したサービスの強化については、SBIホールディングスとの資本業務提携、ならびに住信SBIネット銀行のドコモグループへの参画により、更に加速できると期待しています。

NTTデータグループの完全子会社化

中期経営戦略において、システムインテグレーション事業を含む「社会・産業のDX/データ利活用の強化」や、クラウドサービスやAIをはじめとした需要の急拡大による「データセンターの拡張・高度化」等、NTTデータグループが取り組む事業を、NTTグループの成長の原動力と位置付けています。
 こうした取り組みをより一層推進するため、2025年5月7日に、株式公開買付(TOB)によるNTTデータグループの完全子会社化の公表をいたしました。
 これにより、NTTデータグループがNTTグループのグローバル・ソリューション事業における中心的な役割を担う体制を構築し、NTTグループ全体の成長をさらに加速していくことをめざします。

SBIホールディングスとの資本業務提携、住信SBIネット銀行の連結子会社化

さらに、2025年5月29日に、SBIホールディングスとの資本業務提携、および株式公開買付け(TOB)による住信SBIネット銀行の連結子会社についても公表いたしました。
 本提携により、金融領域を中心に革新的なサービスを提供する等、相互の強みを発揮し、幅広い領域における協業関係を構築をめざします。
 また、本提携の一環として、住信SBIネット銀行をNTTドコモグループに迎え入れることといたしました。NTTドコモの銀行業への参入を通じて、「より便利でお得な金融サービスの提供」「データ活用によるお客さま理解を通じた、最適なサービス提案」「顧客基盤の強化」「金融事業の成長加速」を実現します。
 これらの取組みにより、中期経営戦略の柱である「パーソナルビジネスの強化」 「社会・産業のDX/データ利活用の強化」「お客さま体験(CX)を重視したサービスの強化」の取組みをさらに前進させ、NTTグループの持続的な成長につなげてまいります。

連結業績概況と業績予想/セグメント別の状況

連結業績概況と業績予想

連結業績概況と業績予想 連結業績概況と業績予想

セグメント別の状況※各セグメント単純合算値(セグメント間取引を含む)に占める割合

セグメント別の状況 セグメント別の状況

株主還元

株主還元の充実は、当社にとって最も重要な経営課題の1つであり、継続的な増配および機動的な自己株式取得の実施を基本的な考え方としております。

長期保有の株主の皆さまの資産形成にあたっても、魅力のある株式として引き続き選んでいただけるよう、今後も企業価値を高めるとともに株主還元の充実を図ってまいります。

配当

2025年度の年間配当額は、15期連続での増配となる1株当たり年間5.3円(対前年度+0.1円)を予定しており、2003年度比で見れば10倍以上に拡大しています。

配当の推移

  1. 2009年1月4日を効力発生日として、普通株式1株につき100株、2015年7月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株、2020年1月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株、2023年7月1日を効力発生日として、普通株式1株につき25株の割合をもって株式分割を行っており、1株当たり配当額について、当該株式分割調整後の数値を記載しています。

自己株式取得

2025年3月までの自己株式取得の総額は約5.7兆円となり、これまでに取得した株式の総数は、発行済株式の約49%に達しました。
 また、2025年5月9日には2,000億円を上限とした自己株式取得を決議し、2026年3月までの取得を進めてまいります。

自己株式取得

第40回定時株主総会のご報告

2025年6月19日開催の当社第40回定時株主総会において、下記のとおり報告ならびに決議されましたので、ご通知申し上げます。

第40回定時株主総会決議ご通知

報告事項

  1. 第40期(2024年4月1日から2025年3月31日まで)事業報告、連結計算書類ならびに会計監査人および監査役会の連結計算書類監査結果報告の件
  2. 第40期(2024年4月1日から2025年3月31日まで)計算書類報告の件

決議事項

<会社提案>

第1号議案  剰余金の配当の件

本件は、原案どおり承認可決され、期末の配当は1株につき金2円60銭と決定いたしました。

第2号議案  定款一部変更の件

本件は、原案どおり承認可決されました。

第3号議案  取締役(監査等委員である取締役を除く)11名選任の件

本件は、原案どおり、監査等委員である取締役に澤田 純、島田 明、廣井 孝史、星野 理彰、大西 佐知子、Patrizio Mapelli、坂村 健、内永 ゆか子、渡邉 光一郎、遠藤 典子、武井 奈津子の11名が選任され、就任いたしました。
 なお、坂村 健、内永 ゆか子、渡邉 光一郎、遠藤 典子、武井 奈津子の5名は社外取締役であります。

第4号議案  監査等委員である取締役5名選任の件

本件は、原案どおり、監査等委員である取締役に柳 圭一郎、髙橋 香苗、腰山 謙介、神田 秀樹、鹿島 かおるの5名が選任され、就任いたしました。
 なお、腰山 謙介、神田 秀樹、鹿島 かおるの3名は社外取締役であります。

第5号議案  補欠の監査等委員である取締役1名選任の件

本件は、原案どおり承認可決され、補欠の監査等委員である取締役に武井 奈津子氏が選任されました。

第6号議案  取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬等の額および内容決定の件

本件は、原案どおり承認可決されました。

第7号議案  監査等委員である取締役の報酬等の額決定の件

本件は、原案どおり承認可決されました。

第8号議案  取締役(社外取締役および監査等委員である取締役を除く)に対する業績連動型株式報酬等の額および内容決定の件

本件は、原案どおり承認可決されました。

<株主提案(1名)>(第9号議案および第10号議案)

第9号議案  定款一部変更の件(管理監督者以外の一般従業員の実質賃下げ禁止について)

本件は、否決されました。

第10号議案  定款一部変更の件(株主総会の資料などにおいて、会社提案と株主提案を同等に扱う件について)

本件は、否決されました。

<株主提案(1名)>(第11号議案から第17号議案)

第11号議案  定款一部変更の件(株主提案の理由に対する字数の上限の緩和)

本件は、否決されました。

第12号議案  定款一部変更の件(企業理念の策定と開示)

本件は、否決されました。

第13号議案  定款一部変更の件(資本政策に関する情報開示)

本件は、否決されました。

第14号議案  定款一部変更の件(取締役の国籍基準)

本件は、否決されました。

第15号議案  定款一部変更の件(取締役会における決議の判断基準)

本件は、否決されました。

第16号議案  剰余金の配当(特別配当)の件

本件は、否決されました。

第17号議案  業務執行取締役に対するストック・オプションとしての新株予約権の付与のための報酬決定の件

本件は、否決されました。

<株主提案(1名)>(第18号議案)

第18号議案  株主への情報提供の電子化による環境負荷削減を目的とした定款一部変更の件

本件は、否決されました。

【お詫び】「NTTソノリティ社 NTT株主さま限定割引」のリーフレットについて

株主通信「NTT is(2025.06)」に同封の「NTTソノリティ社 NTT株主さま限定割引」について、一部のリーフレットに読みづらい箇所がございました。なお、記載のクーポンコードは、すべて問題なく利用いただけることを確認しております。
 対象のリーフレットをお受け取りになった株主さまには、ご不便をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

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