
2024年3月に提供開始された「tsuzumi」の強みは、良質な日本語データを学習していること。その進化版である「tsuzumi 2」は、日本語性能がさらに向上しました。同サイズ帯のモデルでは、世界トップクラスを誇っています。

数倍以上大きなAIモデルにも引けを取らない性能!※1
「tsuzumi 2」では、特にお客さまからのニーズが多い金融・公共・医療の専門知識を重点的に強化しました。これにより、必要な学習データ量を抑えながら、お客さまの企業や業界に合わせた特別なAI(特化型AI)の開発を、効率的に行えるようになりました。
金融分野の知識が強化されているため、
FP2級合格に必要な追加学習データ量は他モデルの1/10!
なぜ金融・公共・医療のニーズが多いのかというと、扱っている情報の重要性が高く、安全保障や産業競争力の観点から、海外に流出するとリスクに直結してしまうから。
そのため、各国では国産AI開発強化の取組みが活発化しており、自国の管理下で開発するAI(ソブリンAI)へ大きな関心が寄せられています。こうした流れの中で、純国産AIである「tsuzumi 2」への期待も一段と高まっています。

また、「tsuzumi 2」は1つのGPU(画像処理装置)のみで動作する軽量サイズで設計されているため、低コストでオンプレミス(自社サーバーに閉じた環境)で運用可能。機密情報も高セキュアな環境でお取り扱いいただけます。
実際に「tsuzumi 2」の導入検証にご協力いただいたお客さまからは、高い評価の声が届いています。たとえば、東京通信大学さまでは、学生の個人情報をセキュアに学ばせたいという思いから、「tsuzumi 2」に期待を寄せてくださいました。
そして、導入検証を通じて、「tsuzumi 2」は従来モデルに比べて大きく進化し、実用的なレベルに達しているとのご評価をいただいています。
NTTは「tsuzumi」だけではなく、AIエージェント「LITORON」や中小法人向けの「Stella AI for Biz」など、お客さまニーズに応じたさまざまなAIを提供しています。

AIの開発だけでなく、お客さまニーズを把握し、最適なソリューションを設計し、実装まで一貫して行えるのは、NTTならでは。外部評価でも、リーダーポジションとして高い評価をいただいています。
![市場構成比[FY27生成AI関連予測※2] コンサルティング37%、アプリケーション10%、インフラ53%(クラウド、ネットワーク、データセンタ) 日本含むグローバルケイパビリティの中 各領域でNTTは多数の評価、リーダー選出](/jp/ir/library/nttis/202511/img/img_tsuzumi_08.jpg)
さまざまなAIアプリケーションとAIによる成果創出までを併走する力だけでなく、AIに必要なデータセンターといったインフラやAI処理に不可欠なGPUまですべて自社で手掛けていることがNTTの強みです。
これからもNTTは、お客さまのQuality Growthのために、みなさまのさまざまなご要望にお応えしてまいります。
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