※この記事に掲載されているすべての役職はすべて表彰式当日(2023年6月12日)のものです
NTTグループでは2013年度以降、「NTTグループ サステナビリティカンファレンス」を毎年開催し(※)、各社の優れた取組みを表彰し、ノウハウを共有することで、全従業員がサステナビリティ経営を自分ごととして捉えるだけでなく、ステークホルダーと共に持続可能な社会の実現に向けた共創の場を提供しています。
第10回を経た最優秀賞6件、優秀賞6件が表彰されました。
当社グループでは気候変動への取組みを推進する一環として、沖縄 IT 津梁パーク*1のカーボンニュートラル化について合意*2しました。同エリアでは2014 年から保険業界や一般企業に対してBPO 事業を展開しています*3。今回、利用する建物 2 棟の全電力について、沖縄県産の資源を活用した非化石化証書*4(木質バイオマスや再生可能エネルギー電源)及びオンサイト PPA*5により、地産地消での再生可能エネルギー化率 100%のカーボンニュートラル BPO センターを実現しました。
*1国内外の情報通信関連産業の一大拠点とすべく整備が進められている沖縄県最大の IT 企業集積エリア。今回の対象施設は企業集積施設 2 号棟・7 号棟。
*2(株)NTT データ、(株)NTT データ・スマートソーシング、沖縄電力(株)、沖縄新エネ開発(株)の共同で 2022 年 4 月 27 日に合意。
*32 号棟では(株)NTT データ・スマートソーシングが一般企業向けの BPO サービスを提供し、7 号棟では NTT データの保険 IT サービス事業部が保険会社向けの BPO サービスを提供しています。
*4非化石エネルギー源に由来する電気の環境価値を取引可能にするために、当該価値を有することを証したもの。
*5Power Purchase Agreement の略。施設所有者が提供する敷地や屋根等のスペースに太陽光発電設備の所有、管理を行う会社が設置した太陽光発電システムで発電された電力をその施設の電力使用者へ有償提供する仕組み。
国土の3分の2を森林が占める日本において、自然環境や生物多様性等の保全に向け、適切な森林管理が欠かせません。NTT西日本グループは地域との共創により自然資本を活用した森林・林業DXを推進しています。
人工衛星やドローンで"森林情報をデジタル化"し"森林クラウド"でデータを活用することで効率的な森林経営、また"木材需給マッチング"により取引を活性化させ、国産材の利用促進・安定供給に貢献。さらに森林由来の"カーボンクレジットを創出"し、企業群等のカーボンオフセットに寄与することよって、カーボンニュートラルの実現をめざします。
里山・里海の豊かな自然に囲まれた千葉県いすみ市で、持続可能な漁業の実現に向け、漁業関係者が一体となって魚の価値向上に取り組む漁業DXに挑戦中。産地漁港ならではの魚の鮮度を見える化する実証事業と、IoTを活用した水温、塩分濃度の監視や魚の出荷までのリードタイム短縮化を図る販売管理、計量稼働の削減等の地域密着型のDXに取り組んでいます。
リサイクルパークをデジタル化することで、ゴミ箱の撤去と交換を同時に最適化することができます。そのため、常に住民のためのゴミ箱が用意されています。
住民は、車での不必要な移動を避けるために、現在どのレベルのゴミ箱があるかをオンラインで確認することができ、それによってエコロジカルなフットプリントを減らすことができます。これにより、ゴミを持って家に帰る必要がなく、これを他の場所に捨てたくなるかもしれない住民からの不満を避けることができます。
Wingcopterはドローンを使って、東アフリカのマラウイの遠隔地にラストマイルの医療物資を届けています。特に洪水の季節には、これらの場所は通常、医療サプライチェーンから切り離されます。このようにして、Wingcopterは115,000人以上の人々にサービスを提供しています。さらに、地元住民はドローンの監視員やパイロットとして訓練を受けており、教育や雇用の機会も生まれています。
このプロジェクトは、使用されていない医薬品の廃棄による汚染と資本損失を最小限に抑えるものであります。イスラエルのシュナイダー小児医療センターと共同で、予測的な医薬品調達のためのツールを開発しました。
質の高い教育とジェンダーの平等は、ブラジルでは重要な課題であり、国連のSDGsを達成する能力に直接反映されています。SDGsの#1、#4、#5、#8に基づき、NTTアカデミーとIT for Girlsプログラムは、ブラジルにおける包括的なIT教育と雇用に焦点を当て、経済的余裕のない人々に技術トレーニングを提供しています。
NTTは、ベンダーやNGOと協力して、トレーニングや無料の認定証を社会に提供し、5,000人以上の生活に影響を与えています。
NTTDATAビジネスソリューションのグローバルマネージドサービスは、当社のデータセンター内のグリーンITとサステナビリティへの答えを提供することをお約束します。私達の仕事は、お客様のためにプライベート、パブリック、およびハイブリッドクラウドを計画、開発、運用することであり、 「お客様のクラウドを管理する」 ことが私たちの使命です。
私達は国連のサステナブルな目標に全力で取組み、高品質で魅力的なマネージドサービスをさらに拡大するとともに、当社のデータセンター内の二酸化炭素排出量ゼロを実行します。
人にも生き物にも優しい「持続可能な」棚田農法の実現のために -
新潟県佐渡市の棚田地域では高齢化の中、生産性向上のため農薬・化学肥料を使用する一方、生き物(トキ)の生態系・エコシステムの共存が大きな課題となっていました。本施策では、減農薬・無農薬・無化学肥料栽培の推進に向けたコスト低減、労力軽減、収益向上のために畦畔草刈機や水田除草ロボット、ICTを活用した高度水管理システム等を導入し、また、各スマート農機の導入コストと効果を地域で共有するためにシェアリングサービスの可能性も検証しています。
ウクライナでの戦争は2022年3月に始まりました。私たちは、自国を脱出しなければならなかった子供たちに現代世界の技能を教育する方法を見つけました。
「embot(エムボット)」は、ダンボールと電子工作パーツを組み立て、オリジナルのロボットを作成します。そして、専用アプリでプログラミングをし、組み立てたロボットを実際に動かすことができるものづくりプログラミングサービスです。最初は基本のくま型ロボットからスタートしますが、その後は身近にあるものを使って「こんなものを作りたい」と思ったアイディアをトライアンドエラーしながら具現化し、楽しみながらものづくりやプログラミングの基礎を学ぶことができます。
宮城県仙台市で「せんだい都心再構築プロジェクト」の認定を受け、アーバンネット仙台中央ビルの建替えを通じた街づくりを実施。仙台市がめざす「光イノベーション都市・仙台」の実現に向け、『仙台エコシステム』の構築を図る。2024年開業予定の大規模研究施設「次世代放射光施設」や東北大学をはじめとした「教育機関」、NTT東日本が提供する「スマートイノベーションラボ」、これらを本建物やNTTグループのICTで繋げることで新たなビジネスの創出と地域課題の解決を実現していきます。
サステナビリティカンファレンスアーカイブ
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