NTTグループ内で横断的なCSRの理解促進等を目的として、2013年度から毎年「NTTグループCSRカンファレンス」を開催しています。2018年2月には5回となる2017年度のカンファレンスを開催。当日はグループ各社のCSRおよび環境担当者、さらにはCSRに興味を持つ社員など約200人が来場しました。
カンファレンスを始めるにあたって、当社の代表取締役副社長CSR委員長の澤田純から「今日もしっかりとCSRを考えましょう」と挨拶。NTTグループの事業環境を振り返りながら、CSRを考えることはビジネスを考えることだと説明し、「私たちがめざすものは、選ばれ続けるバリューパートナーです」と社員に呼び掛けました。
そのうえで「社会を支えてくれる、新しい社会のインフラをつくってくれる、社会・企業などの組織をイノベートしてくれる存在になること」がミッションであり、「そのために必要なのはIntegrity(誠実)な経営を続けること、さまざまなステークホルダーの皆さまから信頼され続ける企業グループになっていくことだと思います」と話しました。
開会の挨拶をする澤田副社長
その後は、事前に国内外のグループ会社から募集した45件の中から選ばれた7件の「CSR優良施策」をそれぞれの担当者が発表。国内のグループ会社のほか、チリからeveris社と南アフリカ共和国からDimension Data社が参加し、グローバルな会となりました。また、2014年度から開催している「社会貢献アイデア発表会」も継続して実施し、グループ全社員から募集した119件の社会貢献アイデアの中から選ばれた3件を担当者が発表しました。
その結果、CSR優良施策の中から4件が「CSR Grand Prize候補」として選ばれ、2018年5月に1件を「CSR Grand Prize」として、残り3件を「CSR First Prize」として表彰する予定です。また、社会貢献アイデアについてはNTTドコモが発表した「世界の難病の子どもたちに贈る夢実現アルバム・勇気をつなぐ手紙」が最優秀賞に選ばれました。
さらに「理念の浸透」をテーマに、第一生命ホールディングス(株)様をお招きし、同社の活動内容をご紹介いただいたうえで、意見を交換しました。
パネルディスカッションの様子
また、メイン会場とは別に設けた展示コーナーでは、NPO法人と連携したフェアトレード関連製品の紹介・販売やNTTグループの特例子会社の紹介ブース、ブラインドサッカーの体験コーナーなど多数の展示コーナーを設置。さらにグループ内におけるLGBTなどの性的マイノリティに対する取り組みについても理解を促しました。
NTTグループ障がい者スポーツ
NTTグループ社会貢献活動
ブラインドサッカー体験
フェアトレード販売会
カンファレンス後のアンケートでは参加者の97%がCSRへの理解度が「大いに深まった」「ある程度深まった」と回答し、社員のCSR意識が高まる有意義な時間となりました。次年度以降も継続して開催するとともに、社員参加型の施策を充実させるなど、CSR意識のさらなる浸透をめざします。
就農人口の減少や、技術の継承といった課題が顕在化する日本の農業では、生産管理の効率化・高度化が必要です。NTT東日本ではIoTを活用し、離れた農場の環境をリアルタイムでチェック、過去のデータも閲覧可能な"eセンシング For アグリ"を開発・提供し、課題解決を支援しています。
現在、政府主導で「働き方改革」が推進されていますが、肉体的・精神的負担による健康障害や、健康起因による事故は後をたちません。こうしたなか、NTTPCコミュニケーションズではウェアラブルIoTサービス"みまもりがじゅ丸®"の提供を通じて、企業において働く人の安全と健康を見守る仕組み作りを支援しています。
NTTドコモは、通話相手の言葉をスマートフォンの画面上にリアルタイムに表示する難聴者向け電話サービス"みえる電話"を開発・提供しています。これにより、全国に750万人以上とも言われる難聴者の「聞き取れない」という不安を解消し、安心の電話コミュニケーションを支援しています。
南アフリカのリンポポ州では、学校に通う約1,200万人の子どもたちのうち約200万人が毎日片道30分以上をかけて歩いています。Dimension Dataは、2007年にアフリカ初のプロサイクリングチームとして設立された"QHUBEKA"を通じて、そうした課題の解決に向けて活動しています。
在宅型サポートの懸念点を解決し、雇用創出やダイバーシティを実現
災害備蓄品を利用した寄付マッチングの仕組みで食品ロスなどの解決を支援
ラテンアメリカ社会の発展に向けてオープンイノベーションを設立
サステナビリティカンファレンスアーカイブ
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