※この記事に掲載されている役職はすべて表彰式当日(2022年6月15日)のものです
毎年開催しているサステナビリティカンファレンスも今年度で9回目。皆さんもご存じの通り、これは国内外のNTTグループ各社が取り組む持続可能な社会に貢献する施策を紹介・共有し、NTTグループのサステナビリティ経営を自分ごととして捉える意識の浸透を図るための催しです。2月15日~3月15日までオンラインで開催していた「第9回NTTグループ サステナビリティカンファレンス」の結果がこのほど発表されました。
審査員による審査の結果、CSV部門と社会貢献部門の最優秀賞が決定。そして、オンライン投票で一般投票賞を設け、多くの支持を集めた施策について表彰することになりました。
AI運行バスは、デマンド交通を支える配車システムである。利用者の予約に応じてAIが最適な配車をリアルタイムで行い、車両に運行指示を出す。利用者は時刻表やバス路線に縛られず移動ができ、車両は効率的な運行が可能となる。また、地域の施設や店舗情報、クーポン等を掲載する機能もあり、新たな移動需要の創出や回遊性の向上等による地域活性化にも貢献する。AI運行バスを起点に、マルチモーダルMaaSや自動運転への取組みを発展・加速し、移動・モビリティに関連するさまざまな社会課題の解決をめざす。
東日本大震災の復興支援を通して始まった三陸の海苔・カキ養殖事業者との交流がきっかけとなり、漁師の皆さんと一緒に作ったのが「ICTブイ」。漁師のスマホでいつでも簡単に海の状態が見えるようになり、生産効率が飛躍的に向上した。最近では、魚類養殖でも先進的なスマート養殖実証(魚体長測定・給餌量最適化等)を開始。パートナーと共に養殖経営の収益向上に向けた取組みを行っている。常に意識しているのは"現場志向"。ICTを活用して水産現場を元気にすることで、「サステナブルで希望あるまちづくり(地方創生)」の実現をめざしている。
山形県長井市における地方都市型スマートシティの社会実装に向けて「市民の安心・安全強化」「市民の利便性向上」「産業活性化」「交流促進」をはじめとした幅広い分野でデジタル技術を活用し、社会課題の解決を図ります。地方創生推進交付金を活用する5年間で、各事業のビジネスモデルのさらなる向上、産業創出、データ利活用体制の構築など推進し、地域に根差した持続可能な取組みをめざします。
私たちは、Siriraj Thailand病院が遠隔医療を利用して、最初のモバイルストロークユニットで脳卒中特許を迅速に治療できるよう支援します。これにより、医師は患者が病院に搬送されている間に、直ちに治療と診断を行うことができます。
世界三大感染症の一つである結核は国連のSDGs健康目標で2030年までの根絶が掲げられています。NTTデータとインドDeepTek社は共同開発した医療画像診断AI技術を活用して、世界で結核患者が一番多いインドで、結核患者の早期発見・早期治療を目的とした結核診断サービスを展開。チェンナイ自治体住民10万人規模を対象に無償で提供する社会貢献活動を行っています。病院へのアクセスが困難な地域住民に対してはX線撮影装置とAI画像診断を搭載した検診車で地域を巡回することで提供が可能になりました。
本プロジェクトは、持株会社、株式会社オリィ研究所(以下:オリィ研究所)と共同で、遠隔操作型の分身ロボット「OriHime(以下オリヒメ)」を活用し、次世代コミュニケーションの実現や社会問題解決を目的にしたものです。具体的にはラグビー選手と地域の人々をオリヒメでつなぎ、新たな応援・観戦体験の提供、あるいはラグビー選手と孤食の子どもをつなぎ、遠隔共食による問題解決や選手による食育など、社会課題に寄り添った新たなコミュニケーションの実現に取り組んでいます。
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