NTTグループでは、より多くの女性社員が指導的立場や経営の意思決定の場に参画できるよう、女性社員の育成の取組みを強化しています。
NTTグループは、男女を問わず適正な処遇を実施し、男女雇用機会均等法に定められている均等報酬を適用するとともに、女性の活躍促進をグループ全体で進めています。
2021年、意思決定の場に多様な意見を取り入れるため、2025年度までに役員女性比率25~30%という新たな目標を設定いたしました。また、意思決定の場に多様な意見を継続的に反映させるためのパイプライン強化が必要であると考え、女性の新任管理者比率30%も同時に設定しました。
これに伴い、女性管理者比率についても、これまで目標としていた10%から2025年度までに15%へと上方修正しています。積極的な女性社員の採用については、2013年度に新卒採用女性比率30%以上を目標に設定して以来、毎年30%以上を達成しています。
NTTグループ内の女性の縦と横のつながりを強化することを目的としたヒューマンネットワーキングプログラムを実施しています。職員層別プログラムに加え、層位横断での研修を実施しています。また、OFF-JTだけではなく、タフアサイメントを意識した人材配置などのOJTにも取組み、スキル・本人のマインド・経験の観点から女性の育成に取組んでいます。
NTTグループ横断の「女性キャリア開発研修」を実施し、幹部講話や他社交流を通して、リーダーとして必要なスキルや視座を高めるプログラムを実施しています。また、NTTグループ以外の方と交流が可能な社外研修についても積極的に派遣をしています。
2022年度より、NTTグループの幹部候補育成を目的としたNTT Universityを創設し、対象者の女性比率30%以上の目標を設定し、育成機会の拡大を図っています。
国際女性デー(3/8)に合わせて、女性特有の病気との両立支援セミナーを開催しました。不妊治療、乳がん、PMS、更年期障害など婦人科系の症状や、治療に関する知識の習得、及び、治療と仕事を両立させる上での悩みの解消を目的として、婦人科医と産業カウンセラーの方に講演いただきました。また、社長によるトップメッセージを発信しています。
NTTグループは、2022年度女性の活躍推進に積極的に取組むための行動原則を示した「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」の趣旨に賛同し、同原則に基づき行動するためのステートメントに署名しました。
また、企業の持続的成長を実現するために、役員に占める女性割合の向上を目的とした30% Club に加盟しました。
30%Club島田社長講演写真
NTTグループの女性役員有志が2022年に立ち上げ、現在25名が参加しています。二つの分科会で活動しており、女性社員をはじめ地域の学生にも対象を広げた後進育成活動等これまでの経験・知見を活かした活動を展開しています。いずれも対象を広げ、活動を続けていきます。
女性役員が直接女性社員(一般社員・管理者)へのキャリアデザインや仕事と育児/介護/プライベート等の両立などの悩みに寄り添い、エンパワーメントを行う対話会を全国で行っています。2024年度は6研究所を含む全国各地(東京、関西、東海、北陸、中国、四国、九州、東北、北海道)で開催し、NTTグループの女性社員を中心に約1,200名が参加しており、参加した社員から非常に高い満足度を得ています。
神奈川県横須賀市の中学生や兵庫県神戸市の大学生を対象に技術体験等の対外イベントを開催し、これまでに計約100名の参加がありました。
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