
AIOWNは、2026年5月現在商標登録出願中です。
生成AIの普及を背景に、AIは汎用業務での活用から、企業のコア業務や専門的な業務での活用、さらには車やロボットなどさまざまなモノと連携するフィジカルAIの領域へと急速に広がっています。それに伴い、AIの計算処理は学習中心からリアルタイムでの推論中心へと移行し、推論の処理は2025年から2030年で4倍以上の大幅な拡大が見込まれています。

このようなAI活用の進展により、インフラ環境に求められる要件も変化しています。高速な応答を支える低遅延ネットワークや、計算能力の最大化に向けたデータセンターの発熱対策など、従来のICTベースのインフラ環境を超えた高度な対応が求められるようになりました。

NTTでは、AI需要の拡大にあわせて、データセンターの拡張・高度化を継続的に進めています。全国47都道府県に160拠点以上のデータセンターを展開し、国内市場においてシェアNo.1を誇ります。広範な地理的カバレッジと、安定した電力供給により、低遅延かつ安全にAIをご利用いただけます。

さらに、北米・欧州・インド・APACにわたるグローバル展開により、世界シェアNo.3のポジションを確立しています。今後はさらなる需要拡大を見据え、2030年度までに全世界で3,000MW超への拡充を計画しています。

AIの活用が広がるにつれて、高性能GPUの利用が拡大し、発熱への対応が重要となっています。こうした中、従来の空調方式では対応が難しいケースが増えており、液冷技術が不可欠となっています。NTTはこの分野で先行して投資、展開を進めており、冷却用消費電力を最大60%削減する液冷設備をグローバルで250MW以上提供するなど、世界トップクラスの実績を有しています。

NTTのデータセンターや主要都市との間は、光技術を活用したIOWN APNで接続し、AI推論に求められる応答速度を低消費電力で実現しています。今後2027年度までに、47全都道府県の県庁所在地を網羅する800GbpsのAPN基盤を構築予定です。

データセンターの旺盛な需要に応え、国内データセンターのIT電力容量を、現状の約300MWから2033年度には約3倍超の約1GWへ拡張予定です。さらに、お客さまのAI利用用途に合わせて複数拠点のGPUリソースやネットワークを柔軟に活用できる機能なども順次拡張していきます。

NTTグループはAIの進展にあわせ、データセンターの拡張や液冷対応の高度化を継続的に進めていきます。また、お客さまのAIの利用用途に応じて必要なGPUなどの計算リソース、ネットワーク、電力などを最適化し、デバイスなどのさまざまなエッジまでを含めたセキュアな利用環境と統合的なオペレーションを実現するAIネイティブインフラ「AIOWN」への転換を進めていきます。

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