第36回定時株主総会当日にご質問頂いた事項

最終更新日：2021年6月25日

第36回定時株主総会においては、9名の株主さまからご質問をいただきました。誠にありがとうございました。
それぞれのご質問に対する当社の考え方について、以下の通り、ご説明差し上げます。

4. 取締役の報酬および業績連動型株式報酬制度の導入について

1. コンプライアンスの徹底について

考え方

当社の経営にあたりましては、業績を向上し株主の皆さまのご期待にお応えすることが重要であると認識しておりますが、その前提として役員全員が高い倫理観を持ち、コンプライアンスを守ることによって、初めて株主の皆さまのご期待にお応えできるということを役員全員で再認識し、今後の経営にあたって参りたいと考えております。まずはNTTグループ企業倫理憲章の行動規範に則り、新たに策定した会食等に関するルールの徹底・運用管理に努めると共に、国内外を問わず、法令、社会的規範を遵守することはもとより、公私を問わず高い倫理観を持って行動することとします。

2. ハラスメント対策について

考え方

ハラスメントに対しては、法制化の趣旨も踏まえ、NTTグループとして厳しい態度で臨んでおります。企業倫理ヘルプラインを設置しており、ハラスメントの申告等があった場合には速やかに事実関係を調査し、問題事案に対しては懲戒処分も含め厳正な対処をしております。

3. NTTグループ各社が取り扱う製品について

考え方

NTTグループで取り扱う製品については、原則として、その品質・効果について適正に評価・検証したうえで導入・採用しております。

4. 取締役の報酬および業績連動型株式報酬制度の導入について

考え方

取締役の報酬の業績連動割合を3割から5割に拡大します。業績連動型株式報酬制度の導入については、当社の中期経営戦略の実現に向けて、取締役の報酬と当社の企業価値との連動性をより明確にし、中期経営戦略における業績目標達成に向けた意欲を高めることおよび取締役の自社株保有の促進により株主の皆さまとの利益共有を一層進めることを目的としております。

5. 配当について

考え方

当社では、中長期的に企業価値を高めるとともに、株主の皆さまに利益を還元していくことを重要な経営課題の一つとして位置付けており、配当については継続的な増配を基本的な考えとしております。この考えに基づき、2011年度より増配を継続しており、2020年度、2021年度も増配を予定しております。今後も株主の皆さまにさらなる還元を実施していけるよう事業を推進し、中長期的な業績向上を図るとともに、更なる増配の余地について継続的に検討してまいります。

6. キャリアメールの移行について

考え方

キャリアメールの移行については、需要見込みを踏まえて進めていくべきであると考えており、総務省のタスクフォースでの検討内容を受け、前向きに対応を進めていきたいと考えております。

7. お客さま応対について

考え方

お客さま応対にあたっては、お客さまとの信頼関係を大切にすることを基本とし、引き続き努力していきたいと考えております。

8. 今後の成長が期待される分野について

考え方

NTTドコモの完全子会社化により、NTTコミュニケーションズ・NTTコムウェア等の能力を活用し、新たなサービス・ソリューションおよび6Gを見据えた通信基盤整備を移動固定融合型で推進し、 NTTドコモを上位レイヤビジネスまでを含めた総合ICT企業へと進化させていきます。また、従来のネットワークや情報処理の電気処理を光を中心とした革新的技術で置き換えることで、大容量、低遅延、低消費電力を実現していくIOWN構想の実現に向け、世界の先進的な技術をもつ企業との協力体制の構築を進めていきたいと考えております。

9. 新型コロナウイルス対応に関するNTTの貢献について

考え方

新型コロナウイルス対策に関連した提供サービスとして、NTTドコモの保有する「空間統計情報」を基に、人の移動や滞留状況についての情報分析に活用できるデータの提供などを行ってきました。アフターコロナを見据えたサービス、研究開発については引き続き検討を進めており、今後もリモートワールドの実現に向けた取り組みを推進していきたいと考えております。

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