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2021.3Q決算のポイント

最終更新日:2022年2月7日

  • 2021年度第3四半期決算は、増収・増益。営業収益、営業利益、当期利益いずれも過去最高となった。旺盛なデジタル化需要を取り込んだデータのSI収入増や東西の好調な光サービス増等により、営業収益は対前年+1,852億円(+2.1%)増の8兆9,232億円 、営業利益は対前年+373億円(+2.5%)増の1兆5,397億円となった。当期利益は営業利益の増に加え、ドコモの完全子会社化による利益取込み影響等により対前年+1,992億円(+24.0%)増の1兆303億円となり、1985年の民営化後初めて1兆円を超えた。
  • 好調な業績を反映し、2021年度通期業績予想を、営業収益は+1,800億円、営業利益は+150億円、当期利益は+150億円上方修正し、EPS目標は+4円の306円に見直した。また、海外営業利益率は+0.1ptの6.1%に上方修正し、2023年度7%の達成に向けて順調に推移している。
  • 2021年度1株当たり期末配当予想を年度当初の配当予想から5円増額の60円、年間配当予想を115円(対前年+10円増)とし、株主還元の充実を図る。
  • ドコモは第3四半期で対前年減益となっているが、通期増益計画達成の見通しについて教えて欲しい。

    ドコモは金融・決済事業を中心としたスマートライフ領域の利益増や販売コストの効率化により四半期ごとに着実に利益改善を進めており、第3四半期単独では、対前年+151億円の増益に転じている。第4四半期も、前年同期の5G投資拡大に伴うネットワークコスト負担が軽減されることに加え、引き続き、スマートライフ領域の利益拡大やDX推進によるコスト削減で大幅な増益を見込んでおり、年間計画達成は可能であると考えている。

  • NTT Ltd.では更なる構造改革を実施しコスト削減効果を実現していくとのことだが、コスト削減以外の売上拡大に向けた取り組み状況について教えて欲しい。

    NTT Ltd.の高付加価値サービス(以下、HVS)収益は、DX化の加速による旺盛な需要を取り込み、データセンターやマネージドサービスを中心に堅調に推移しており、対前年+523億円の増、収益全体に占める比率も2020年度末の37%から43%に向上している。今後も、HVS特化型営業人員の増員や新インセンティブの導入などの取り組みを加速し、更なる販売拡大を進めていく。

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